7月も終わり8月になりました。
受験生の天王山とも言われる「夏」真っ盛りと言っていいでしょう。
さて、7月もいくつかの医学部の入試を担当される方とお会い
させていただきました。このブログで触れた大学だけでなくブログ
では触れていない複数の大学の方ともお会いさせていただきました。
7月に医学部の方々とお会いして特に感じたのは、面接の重要性です。
改めて医学部入試では面接を軽視できないと感じました。
ある大学の方からは「医学部入学後の成績と入試の学力試験は
相関しない。相関するのは入学して最初の試験。最初の試験の
成績が良いと6年間ずっと良い。ダメだと6年間ずっと低迷する。」
と資料を見せていただきました。
そして「医学部に入学したら全員がゼロからのスタートになる。
成績を決めるのは、やる気」と話して下さり「だから面接は大事なんだ。
本気で医者になりたいのか、たまたま親が医者だったり成績がいいから
来たのかをしっかり見極める」と続けました。
別の大学の方に「ボーダーライン付近では、同点で20~30人の
受験生が並ぶと思うがその中でどう差をつけるのですか?」
とお尋ねしたところキッパリと「面接です」と答えられました。
更に別の大学の方からは「入学後に勉強しない、休みがちなど
問題がある学生がいると必ず、誰が面接したんだとなる」とお聞きしました。
「最近の学生は、ストレス耐性が無くて困る」ともおっしゃっていました。
この大学では、面接をより機能させるためにいろいろ考えているとのことでした。
大学の方ではありませんが、医学部に進学した生徒が「うちの大学では
面接をより厳密にするそうです」と教えてくれました。
「これまで面接を担当される先生には、○○という指示が出ていたそうですが、
来年からこれに加えて、○○という指示も出るそうです」と教えてくれました。
医学部の面接では少なくとも、面接が理由で不合格にならないように
しなくてはなりません。受験生本人は面接に対して「これでいいだろう」
と思っていることが多いようですが第三者からどう見えるか、医学部教員
からどう見えるかを考えてください。