メルオン

医学部合格者の勉強方法

月曜日から現役生だけの合宿が始まりました。
日曜日までの6泊7日で、朝8時から夜11時まで
勉強漬けの1週間です。

よく夏期講習についてのお問い合わせをいただくのですが、
メルリックスでは基本的に内部生だけで行っています。
ただし、この合宿だけは普段はなかなかメルリックスに
来ることができない外部生の方にもご参加いただいて
います。今年は青森から鹿児島までの現役生の方々が
参加して下さいました。

この合宿ではメルリックスのチューターから色々な
話を聞く時間も設けています。

一昨日は東京慈恵会医科大学に現役で進学した
チューターの話でした。チューターから合宿で話し
してもらう時は、いつも私がインタビューするような
形で話をしてもらっています。その慈恵医大の
チューターが卒業した高校は、ほとんどの人が
そのまま女子大に内部進学する、いわゆるお嬢様
学校でした。チューター本人も幼稚園からその学校
で育ち、受験とは無縁の生活をずっと送っていたそう
です。その高校では数学Ⅲは終わったものの数学Cは
終わらなかったとのことでした。

そんな彼女が受験勉強を始めたのは高2から高3になる春休み
だったそうです。ここから、それまでの遅れを取り戻すために相当、
頑張ったようです。こんな話をしてくれました。

「私は必ず8時間は寝るようにしていましたが、夏休みのように
1日自由に時間を使える日であれば睡眠時間の8時間の他に
1時間くらいを除けば、ずっと勉強していました」
「例えば、お風呂の中だって、さっきやった英単語を頭の中で
もう一度繰り返すことができます」
「『メルリックスに来るのに片道1時間かかるから勉強する時間
が取れない』という人には、『電車の中だって立派な勉強場所
でしょ』っていつも言っています」

この話をきいた現役生の皆さんは「合格する人って、こんなに
やってるんだ」と思ったことでしょう。話が終わった後に個人的に
話を聞いている方もいました。

「慈恵の同級生たちは『やってない、やってない』と言いますが、
私以上にみんな勉強しています。進学校の人たちは本当に
スゴイと思います」とも話してくれました。

このチューターからはこの他にも「数学が苦手で、数学にかなりの
時間を割いていたが、夏休み前に数学は無理だと思い、そこからは
数学の時間をグッと減らし、残りの3科目で点を取ることを考えた」
といった話もありました。また、化学の勉強方法などについても話して
くれました。

今回の合宿で話をしてくれたチューター全員が共通して言っていたのは
「理科をやれ」でした。

私もよく話しますが、入試の総合点で合否が決まります。
私立医学部は4科目の入試ですから、4科目の合計得点
が最も高くなるための勉強が必要です。そのためには
「理科をしっかりやる必要がある」と医学部に合格した人達は、
みんな感じているようです。

特に高校3年生の皆さんは夏休み中に理科をまずは一通り
終わらせるくらいの気持ちで頑張って下さい。1回で仕上げる
必要はありません。繰り返せばいいのです。とにかく
「1回やる」ことが大切です。