私立医学部のセンター試験利用入試では、
近畿大学医学部を除き2次試験が課されます。
この2次試験を課す大学の中で、杏林大学医学部のセンター試験利用入試だけは、
1次試験(センター試験)の合格発表を行わず、
センター試験受験者全員が2次試験に進むことになります。
ここで悩ましいのが、センター試験の出来に関わらず2次試験を受験すべきかです。
杏林大学医学部センター試験利用入試の2次試験では、小論文と面接が行われます。
小論文と面接の本番を、杏林大学三鷹キャンパスで経験するということは、
大きな意味があります。
しかし一方で、合格のためにはセンター試験で高得点が必要となりますので、
思うような点が取れていなければ、2次試験には行かず、
後期入試に向けての勉強に時間を充てたいという気持ちにもなるでしょう。
ここは、それぞれの受験生の状況に合わせた、
それぞれの受験生の考え方でいいと思いますが、
自分の状況を様々な角度から考えて結論を出してください。
ちなみに国公立大学医学部入試では、1次試験の合格発表は無く、
原則的に全員が2次試験(大学ごとの個別試験)に進むわけですが、
国公立大学医学部入試には2段階選抜というものがあります。
通常“足切り”と呼ばれる2段階選抜で、配点の大きい個別試験を
受けられなくなる可能性もあるわけですから、
国公立医学部への出願には2段階選抜を実施する大学かどうかも
考える必要があります。