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明日は昭和大学医学部Ⅱ期入試

医学部の中でも人気難関校の一つ、昭和大学医学部Ⅱ期入試
1次試験が明日となりました。

よく医学部後期、医学部Ⅱ期試験は前期・Ⅰ期に比べてかなり難しく
なるとおっしゃる方がいらっしゃいますが、私はそれほどでもないと
思っています。

昭和大学医学部Ⅱ期入試に絞ってお話すると、確かにⅠ期の募集
定員78名に比べⅡ期は20名ですからかなり少なくなります。また、
昨年の繰り上げ合格を含めた総合格者数を見てもⅠ期は288名、
Ⅱ期は25名です。このことから「昭和のⅡ期は難しい」とおっしゃる
のだと思います。

しかし、昭和大学医学部Ⅱ期入試の受験者像を考えると残念なことに、
まだ医学部に合格できていない受験生になります。東京慈恵会医科大学、
日本医科大学、順天堂大学医学部そして、昭和大学医学部Ⅰ期に合格した
方は明日の昭和大学医学部Ⅱ期入試は受験しません。また、関西や九州の
方で地元の医学部に合格された方も、まず受験しません。では偏差値的に
昭和大学医学部より低いとされる医学部に合格した受験生はどうでしょう?

ほとんどの受験生は、昭和大学医学部Ⅱ期入試を受験しません。

医学部合格に向けて毎日毎日頑張り続けた受験生は、合格通知を手にすると
集中がとぎれます。入学手続を済ませてしまうと、なかなかもう一度、気持ちを
立て直すのは難しいものです。仮に、昭和大学医学部Ⅱ期入試を受験したと
しても、心のどこかに緩みがあるものです。

国公立併願者は昨日、前期試験を終えたばかりで昭和大学医学部Ⅱ期の
過去問も今日、初めて見るくらいでしょう。

昭和大学医学部Ⅱ期入試は確かに厳しい試験です。しかし強敵達のいない
入試でもあります。
昨年の昭和大学医学部の志願者数を見るとⅠ期は3,866名
でⅡ期は1,846名です。Ⅰ期に比べ志願者は2,000名以上少なくなっています。
この2,000名がどういう人達かを考えると誰にもチャンスのある入試と言っても
いいと私は考えています。実際に昭和大学医学部Ⅱ期入試の合格者を見ても、
そう思います。

さて、明日の昭和大学医学部Ⅱ期入試ですが、Ⅰ期では新課程色濃い出題も
なされています。理科は新課程も見ておいた方がいいと思います。