メルオン

国公立と私立の医学部併願

昨日、大阪医科大学後期の1次試験が終わり、今年度の
私立医学部一般入試もほぼ終わりを迎えました。来年の
医学部合格に向け、メルリックス学院に見学に来て下さる
方が増えています。

わざわざ来て下さった方から、お話を伺うのですが国公立
医学部を併願された方からお聞きするのは「なぜ落ちたかわからない
という言葉です。この方達から模試の成績をお聞きすると、
偏差値70を超えるような方が多くいらっしゃいます。模試では
私立医学部は、いつもA判定だったのに実際に受験すると合格
することができずに「これ以上、何をしろと言うんだ」という気持ちになるようです。

確かに本人としてはそうでしょう。私立がダメでも国公立に合格
できればいいのですが「センターで失敗した」という話も多く聞きます。
センター試験は1年に1回の一発勝負ですから、思わぬこともあり得ます。

先日お話させていただいた方は第3回全統記述模試総合で
偏差値75を超え合格可能性判定もズラッとA判定が並んで
いました。しかし、センター試験の数学で1問目があまりに
簡単過ぎて「こんな簡単なわけない。どこかに必ず落とし穴が
あるはずだ」と思ってしまい、気持ちが乱れてしまったとのことです
。最初の答で正解だったにもかかわらずです。私立医学部も
5校受験し1次試験に合格したのは1校だけで2次試験では
合格できていません。

昨日、個別授業を受講して下さっていた生徒さんが東京大学
理科Ⅱ類に合格されましたが、この生徒さんも私立医学部は
A判定しか取ったことがなかったにもかかわらず、どの大学も
合格できずにいました。

国公立医学部と私立医学部の併願は、なかなか大変だと思います。
国公立医学部を目指して1年頑張ってきた受験生は、私立医学部を
受験するとかなりの違和感を感じるようです。同じ医学部でも私立と
国公立では、受験生に求められているものが違いますのでそう感じるのも、
ある意味当然かとも思います。

国公立と私立の併願が、いけないという話ではありませんが、
どう受験勉強を進めて行くかを十分に考える必要はあると思います。