医学部志望の現役生の方の中に、浪人することを決めた方
も少ないないと思います。確かに医学部入試は厳しく
、浪人生に比べ受験勉強に使える時間が少ない現役生
にとって、医学部現役合格は高い壁でしょう。
ちなみに杏林大学医学部に昨年4月に入学した現在の
1年生117名の内訳を見ると、現役生はわずか12.8%
の15名しかいません。最も多いのは44.4%を占める
1浪生で52名、2浪生は34名で29.1%です。この数字を
見ると現役で医学部に合格することが、どれだけ大変かが
分かります。そして1浪生が最も多いことにも目が行くと
思います。
この杏林大学医学部の数字を見ると「1浪すれば医学部は
大丈夫」と思うかもしれませんが、その甘い気持ちは受験生が
最も気を付けなければならないところです。
1浪生が多く医学部に合格しているのは、1年間必死で頑張った
からです。「浪人して、なんとなく勉強すれば医学部に合格できる」
なんてことは絶対にありません。浪人すれば合格できるのではなく、
浪人して受験勉強に専念できるからしっかり勉強できてその結果として
医学部に合格できるのです。受験勉強に専念して、自分の学力を
上げるからこそ医学部に合格できるのです。ここを勘違いしないで下さい。
メルリックスには医大生の皆さんが毎日4人ずつチューターとして
来てくれて生徒の皆さんのお世話にをしてくれています。今日の
チューターの中に順天堂大学医学部の1年生がいます。この昨年
生徒だった方は、現役の時は帝京大学医学部しか受験していません。
とても医学部に受かる気がしなくて、3科目で受験できる帝京大学医学部
だけを現役の時は受験しました。1浪目にメルリックスに来てくれましたが、
そこから本当によく頑張っていました。朝6時過ぎからは、とにかく毎日
自習室で勉強していました。だからこそ大きく伸び順天堂大学医学部に
合格できたのです。
今年の生徒でも、入学時は選抜クラスの基準には全く届かなかった生徒が、
終わってみれば「慈恵も順天も合格」です。この生徒も貪欲に受験勉強に
取り組んでいました。
現役での医学部合格がかなわず浪人することになった医学部志望者の
皆さんは「浪人すればなんとかなる」という気持ちを捨て「浪人するから、
たっぷり勉強できる」という気持ちで受験勉強に取り組んでください。