私立医学部の一般入試で、試験日程に変化がある大学についてお伝えしていますが、
本日は北里大学医学部の入試日程の変更についてお伝えします。
北里大学医学部は推薦入試を行っていて、
メルリックスからも毎年10人以上の方が合格されています。
ただし、北里大学医学部の推薦入試は指定校推薦入試ですから、
30数校ある指定校の在校生しか受験することができません。
ですから、ほとんどの北里大学医学部志望者は、
一般入試を受験するしかありません。
今年の北里大学医学部一般入試の1次試験は、
1月24日(土)に他の医学部の試験と重複することなく行われ、
志願者は定員89人に対して、前年より341人増えて2,627人でした。
そして、来年1月の北里大学医学部一般入試ですが、
1次試験日が1週間遅くなり、1月30日(土)に行われます。
1次試験日が遅くなったことで、
獨協医科大学と関西医科大学の1次試験日と重なりました。
今年1月の北里大学医学部1次試験は、他医学部との試験日の重複がなく、
北里大学医学部単独での試験でしたが、来年の1次試験は
獨協医科大学、関西医科大学と3校同日での試験となります。
また、この日は岩手医科大学医学部、兵庫医科大学、川崎医科大学の
2次試験日にもなっています。
毎年のことですが、私立医学部は「どこを受けるのか」という
受験校選びが本当に難しく、かつ医学部入試での結果を大きく左右します。
普通に考えれば「来年の北里大学医学部一般入試の志願者は減る」でしょう。
私も、来年の北里大学医学部の志願者は減ると思います。
ただし、考えなければならないのは
「どういう医学部受験生が北里大学医学部一般入試の受験を回避するのか」
です。
もともと北里大学医学部合格する可能性が極めて低い医学部受験生なのか、
具体的に北里大学医学部の合否を争うレベルの医学部受験生なのか、
といったことを見極める必要があります。
学力的には北里大学医学部に合格できる学力を備えていても、
北里大学医学部独特のグループ面接を避けようと考える
医学部受験生もいるかもしれません。
北里大学医学部の6年間の学費は、
私立医学部の中でも高額な部類に入ります。
これも受験するかどうかの判断基準になります。
いろいろな要素を考えて、医学部受験生がどう動くかを考える必要があります。
私達も、これから時間をかけて考えていきます。