医学部入試

久留米大学医学部、東海大学医学部の説明会

5日の日曜日に東海大学医学部久留米大学医学部
入試説明会を福岡校で行いました。

東海大学医学部の説明会では、
今年の入試結果について説明があり合格者の科目別最高点、
平均点などの素点での説明や2日ある1次試験を1日だけ受験した人の合格率、
2日とも受験した人の合格率などの説明がありました。

東海大学医学部では1次試験の学力試験は科目や受験日による
有利不利を無くすために素点を偏差値に直して合否を判定しています。
公平な入試という点では、大変ありがたいことだと思いますが、
偏差値換算の弊害もあります。

例えば、化学の問題が易しく全員が100点だったとすると満点を取っても
偏差値は50.0になります。偏差値70の実力があったとしても
入試の成績は50.0です。
生物を選択して偏差値51.0だった人に負けてしまうことになります。

これは極端な例ですが今年の東海大学医学部の入試では
理科で似たようなことがあったとのことです。
(どの科目かもお話し下さいました)
当然、来年の入試ではその科目の問題を
難しくするよう指示を出したとおっしゃっていました。

また、今年の一般入試の繰り上げ合格者数は74名となっていますが、
補欠順位は101位までだったとのことでした。
ちなみに繰り上げ合格の連絡は電話でするそうですが、
連絡がつかなかったことは一度もないとのことでした。

来年の入試についても説明があり、一般入試の英語の配点を150点から
100点に変更すること、センター試験利用入試(前・後期)の導入と
それに伴う一般枠の定員変更についての説明がありました。

尚、来年の東海大学医学部の2次試験日
2月11日と13日の2日間ですが、間に1日あるのは、
東海大学付属病院の休診日に2次試験を実施するためだそうです。
臨床系の教員が面接官になるということですね。

また、この2次試験で評価が悪いと1次試験の成績に関係なく
不合格にするとのことでした。

東海大学医学部の入試は変更がかなりありますので
志願者動向には注意が必要です。

東海大学医学部のご担当者の方とは、
これまで何度もお会いさせていただいていますので、今回も説明会の前に
「質問として、このことは聞いてもかまいませんか」とお聞きしました。
「その質問は、参加された限られた人には話してもかまわないが、
それ以外の方にはご遠慮願いたい」といったやりとりがありました。

英語の配点を変える意図、小論文や面接で学力試験の成績に関係なく
落とされる人の例、留年や6年ストレート卒業率、まだ決定していないが今後、
予定していることなどについても質問させていただきました。

説明会の内容を全てお伝えできなくて申し訳ありませんが、
お伝えできないことも頭に入れて、今後も医学部受験生の皆さんの
お役に立てればと思っています。

久留米大学医学部の説明会については、明日お伝え致します。