4日前の25日(土)に金沢医科大学の入試担当者お二人が、
わざわざメルリックスに来て下さいました。
お一人は、これまでもお会いした方だったのですが、
お一人は初めてお会いする方でした。
まず、金沢医科大学の入試変更点について説明がありました。
金沢医科大学AO入試の定員が、
これまでの10名から15名に5名増員されます。
とは言え、実は去年の金沢医科大学AO入試の合格者は15名で、
AO入試の募集人員を実態に合わせたと言っていいでしょう。
金沢医科大学AO入試の出願要件は4つあり、
これまではその1つに含致すれば良かったのですが
今年のAO入試からは4つの要件に加えて
「本学の発展・振興に寄与する者」という条件が加わりました。
また、金沢医科大学AO入試の2次試験では、
これまで基礎学力が試験の他にグループ面接と個人面接を行っていたのですが
グループ面接を廃し、個人面接だけを行うことになりました。
これは、「一人ひとりを時間を十分かけてじっくり見たい」という理由から
個人面接のみとしたそうです。当然、個人面接の時間は伸び「20分間」となります。
AO入試の募集人員が5名増になりますので、
その分一般入試の募集人員は5名減となり65名の定員となります。
また、旧課程履修者への配慮はなくなり、新課程からの出題になります。
ここまでは公表されていることですが、
せっかくの機会ですからこちらからも、いろいろとお尋ねさせていただきました。
今春の金沢医科大一般入試の補欠は230名で、
このうち100名以上が繰り上げ合格になったとのことです。
正確な金沢医科大学の繰り上げ合格者数は分かりませんが、
私はお話を聞いていて「繰り上げ合格は150名位だったのかな」と思いました。
過去2年に比べ、一般入試の繰り上げ合格者は「多かった」とのことでした。
金沢医科大学AO入試の1次試験は
出願書類の審査によって合否が判断されます。
「1次合格者の自己推薦書の特徴は?」「どんなことが書かれていますか?」
という質問へのお答えは、これまでと変わりはありませんでした。
「どうやって評価をしていますか?」という質問へのお答えを聞くと一層、
書くべきことが明確になったように思いました。
金沢医科大学は編入学試験も行っていて、
こちらは8月17日(月)から出願を受付、1次試験は9月6日(日)に行われます。
メルリックスでも金沢医科大学編入学試験対策講座を行っていますが、
試験日が近づいてきましたので受験生の皆さんは
気合もこれまで以上に入ってきているようです。
金沢医科大学編入学試験ではグループ面接が行われます。
入試要項では「グループ面接」と書かれていますが、これは「グループ討論」です。
金沢医科大学のグループ討論は、独特のやり方で行われますが、
コツがはっきりしているので、コツさえ身に付けば心配いりません。
この金沢医科大学のグループ面接(グループ討論)の
評価方法についてもお聞きしたのですが、従来のご説明と変わっている点がありました。
金沢医科大学編入学試験対策講座の受講者の皆さんには
新しい評価方法についてお伝えしましたが、
医学部入試は変化し続けていることを改めて感じました。
今年は東海大学医学部の編入学試験が行われないこともあって、
金沢医科大学の編入学試験の受験者は増加するのではないかと考えています。
ところで、先日の入試難易度ランキングに謝りがありました。
川崎医科大学の河合塾のボーダーラインを62.5としていましたが、
正しくは65.0でした。
読者の方からご指摘をいただきました。お詫びして訂正いたします。
今後も、正確さには十分に注意してまいります。大変申し訳ございませんでした。