私立医学部一般入試で、 唯一、国語を含めた3科目を選択しての試験であった
帝京大学医学部が、3科目選択は変わりませんが、
その中の1科目は英語必須となりました。
帝京大学医学部は、英語、数学、化学、生物、物理、国語の中から
3科目を選んで受験できたため、極端な苦手科目のある医学部受験生にとって、
受験しやすい医学部でした。
例えば、理科が全く間に合わない現役生なら「英語、数学、国語」で
受験することが可能でした。もともと文系の受験生であれば
「英語、国語、生物」で受験することも可能でした。
ちなみに「帝京大学医学部は国語を選択すると受からない」
という噂があるようですが、国語を選択しても帝京大学医学部に合格できます。
メルリックスからの合格者を見ていて自信を持って、そう言えます。
帝京大学医学部の国語の正しい準備をしておけば大丈夫です。
一般的に帝京大学医学部は入試難易度としては低く考えられがちですが、
けっしてそんなことはありません。以前は、そうだったとしても最近の帝京大学医学部は、
偏差値で表される入試難易度が医学部入試全体から見て、けっして低くはありません。
これは、普通の医学部入試は英語、数学(Ⅲまで)、理科2科目が
得意だろうと苦手だろうと課せられますが
帝京大学医学部の入試では、
苦手科目を避け、得意または苦手ではない
3科目での入試となるため当然、しっかり点を取る必要があります。
ちなみに帝京大学医学部の一般入試では数学の出題範囲は
数学Ⅰ・A、Ⅱ・Bで数学Ⅲは出題範囲に入りません。
数Ⅲが仕上がらない受験生も帝京大学医学部の数学なら
合格点を取ることができるかもしれません。
これまでの帝京大学医学部一般入試では受験生が全く任意に
受験科目を選ぶことができましたが、受験科目の中に
英語は必ず入れなければならなくなりました。
数学や理科に苦手意識を持つ受験生にはあまり影響がないと思いますが、
英語に苦手意識を持つ受験生には影響がありそうです。
帝京大学医学部一般入試の志願者は、
2014年度入試が8,334人、2015年度入試が7,950人と過去2年は
約8,000人が出願しています。
英語必須となって帝京大学医学部の志願者に
どの程度の影響があるのか、今後注意して見ていきます。
尚、帝京大学医学部センター試験利用入試でも英語は必須となりました。
また、帝京大学医学部では初年度納入金を
これまでの1,142万円から892万円に減額しました。
(6年間の学費総額では、これまでと同じになります)