仙台市にある東北薬科大学に来年4月から医学部が
開設されることが正式に決まりました。医学部の新設は
1979年の琉球大学以来になります。
医学部受験生にとって嬉しいニュースですが、初めての
入学試験がどうなるかも気になるところでしょう。
東北薬科大学医学部入試は定員100名で一般入試のみが
行われます。その一般入試の問題ですが「いつ誰が作るのか?」
がまず知りたいところです。これまで東北薬科大学は
薬学部のみの単科大学でしたから、私立薬学部の入試しか
経験していません。ちなみに河合塾の入試難易度によれば
東北薬科大学は最もボーダーライン偏差値の高い薬学部
薬学科でボーダーラインは偏差値45です。医学部入試の
ボーダーラインとは差があります。
東北薬科大学の医学部開設担当者からの医学部入試に関する
数多くの質問を受ける中で、「東北薬科大学医学部の初めての
入試はおそらく、こうなるだろう」という感触はつかめました。
とは言え、あくまで感触であって自信を持って「こうなる!!」
とまでは言えませんので、メルリックスとしての東北薬科大学
医学部入試予想は、もう少し先にお伝えさせていただきます。
ただ、東北薬科大学医学部の面接については東北薬科大学医学部の
設立趣旨に沿った質問が多くなるだろうと思います。その設立趣旨には
1.地域医療を支える医師の養成
2.災害医療にも対応できる総合診療医の育成
3.卒業生の地域定着と医師派遣
4.薬剤、薬学の基礎知識をもつ医師の育成
5.被災地域住民に対する健康管理
という5つのスローガンが記されています。
東北薬科大学医学部の面接では、当然この5つのスローガンを
意識した質問がされると思います。