今は、2016年度私立医学部一般入試の出願期間中ですが、
岩手医科大学医学部と愛知医科大学は、昨日で出願締切となりました。
岩手医科大学医学部、愛知医科大学、ともに出願締切日の消印有効ですから、
志願者数が確定するのは1週間くらい先だと思われます。
それでは、岩手医科大学医学部と愛知医科大学に合格するためのポイントについて
少し触れておきます。
まず、岩手医科大学医学部ですが、1次試験の学力試験の問題は、
他の医学部と比べて易しめです。
ですから、つまらないミスは許されない試験になります。
岩手医科大学医学部の配点は、英語100点、数学100点、
理科は2科目で150点と、理科の配点が低くなっています。
理科の仕上がりが遅くなりがちな現役生にとっては、チャンスが広がりそうです。
また、例年、センター試験終了後の最初の水曜日が1次試験日となっているため、
私立医学部一般入試で最初または2番目に行われる試験となります。
「医学部入試はメンタル面も大きい」と以前お伝えしましたが、
早い段階で1次試験合格することができると、
「よし!今年はいける!!」となります。
この点から、1次試験合格者を毎年600人以上出す岩手医科大学医学部は、
受験を考えてもらいたい大学の一つです。
ちなみに、昨年の岩手医科大学医学部一般入試の受験者は3,211人で、
1次試験合格者は661人でした。
4.9人に1人が1次試験に合格しています。
問題がそれほど難しくなく、1次試験合格者も多いということになれば、
1次試験合格のチャンスが大きいだけでなく、仮に1次試験に合格できなくても、
「コテンパンにやられて戦意喪失」とはならないでしょう。
岩手医科大学医学部入試のもう一つの特徴は、
2次試験を岩手医科大学の他に東京でも受けることが出来る点です。
どこの医学部も、2次試験は大学キャンパスだけで行うのですが、
岩手医科大学医学部だけは、岩手医科大学と東京会場の
2か所の2次試験会場を設けています。
東京近郊の受験生や、入試のために東京に長く滞在する受験生にとっては、
2次試験のための移動が無いということは有難いことでしょう。
なお、岩手医科大学医学部出題傾向分析はコチラへ。
愛知医科大学については、明日触れることにします。