メルオン

今日は、岩手医科大学医学部兵庫医科大学の1次試験が
行われています。雪や強風の地域もあったようですが、今は
入試に集中していることだと思います。

さて、気になる今年の医学部志願者数ですが、随時このブログで
お伝えしていきます。

1月13日(水)消印有効で出願を締切った近畿大学医学部(前期)の
志願者数が確定しました。近畿大学医学部(前期)
は募集定員65人に
対し志願者は1,902人でした。志願倍率は29.3倍になりました。昨年の
近畿大学医学部(前期)の志願者数は1,540人でしたから今年は362人
増えています。ちなみに昨年の志願倍率は23.7倍でしたので、倍率も
かなり上がりました。

近畿大学は昨年、大学全体の志願者数で日本一となっていますが、
医学部も勢いを感じます。

ところで近畿大学医学部は推薦入試を既に終えています。定員30人に
対し合格者は67人でした。今年度の近畿大学医学部推薦入試の
1次試験合格者は67人でしたので1次試験合格者全員が2次試験も
合格しました。一般入試でも、これまで1次試験に合格すると2次試験にも
合格する可能性が高かったのですが、これまで以上に1次試験合格者が
2次試験まで合格する可能性が高まるかもしれません。

もう一つ、見逃せないのが推薦入試の合格者数です。
近畿大学医学部の推薦入試は入学を辞退することもできますので
募集定員を上回る合格者が発表されます。募集定員30人に対し、
昨年度の推薦入試合格者は50人、一昨年は45人でした。これまでも
近畿大学医学部推薦入試の合格者は増加傾向にありましたが今年は
一気に67人の合格者と大きく増加しました。

このことが、どういうことかと言うと
近畿大学医学部一般入試の合格者が減るかもしれない
ということです。

近畿大学医学部の入学定員は115人です。これを様々な入試区分で
募集します。(ちなみに付属校推薦は推薦入試の募集人員30人に含まれています。)
医学部の入試定員は、かなり厳密に守られますから最終的な入学者は
115人にする必要があります。

恐らく、これまで近畿大学医学部推薦入試の合格者の中に辞退者が多く、
それで毎年合格者を増やしてきたのだと思われます。推薦入試の合格者の
中から入学手続をした受験生が30人を切った際は、一般入試の合格者を
多くして対応していたと思います。実際には推薦入試を受験した入学者は
募集定員を下回り、その分を一般入試からの入学者を多くして帳尻を
合わせていたと思います。昨年の一般入試(前期)では募集定員65人に
対し入学者は73人でした。

それが、今年の推薦入試の合格者は前年に比べ17人増えていますので、
一般入試で補充する入学者数が減るかもしれないと考えています。可能性
だけで言えば、推薦入試合格者の入学手続率が想定より高く、募集定員の
30人を超えることもあり得ます。

近畿大学医学部は繰り上げ合格数を公表していませんので詳細は分かりませんが、
いずれにしても近畿大学医学部(前期)の合格者数には注意が必要だと思います。

近畿医科大学医学部の攻略法コチラ