昨日、慶應義塾大学医学部で2次試験の合格発表があり、
124名の方が正規合格となられました。
同時に補欠者95名も発表されました。
慶應義塾大学医学部は毎年120名前後の正規合格者を出しており、
100名前後の補欠者を発表します。
そのうち繰り上げ合格になるのは毎年40名前後です。
例外的に2014年度は16名と少なかったのですが、
これは正規合格者を128名と少し多めに出したことも
関係あるかもしれません。
このところ、私立医学部の志願者数は右肩上がりで増えていますが、
慶應義塾大学医学部は毎年1,700名前後とほぼ変動がありません。
今年の志願者は1,689名と昨年より69名減少しましたが、
私立医学部で最もハイレベルで厳しい戦いになったことは間違いありません。
慶應義塾大学医学部の志願者が伸びないのは、
あまりにもボーダーライン偏差値が高くなりすぎて、
医学部受験生が敬遠しているからだと思われます。
河合塾が公表している「2016年度入試難易予想ランキング表」でも
慶應義塾大学医学部は私立医学部で唯一72.5の偏差値帯に位置しています。
その下の70.0の偏差値帯には
順天堂大学、東京慈恵会医科大学、大阪医科大学、関西医科大学と
東西の難関校が並んでいます。
ちなみに、国公立大学医学部で偏差値ランク72.5の大学は
東京大学、京都大学、大阪大学の3校しかありません。
例年、慶應義塾大学医学部の繰り上げ合格は2回あり、
正規合格者の手続締め切り後に1回目、
国公立後期の合格発表がある3月下旬に2回目が発表されます。
今年は正規合格者の手続締め切り日が3月10日(木)ですので
3月11日(金)か14日(月)あたりに1回目の発表がありそうです。
昨年の1回目の繰り上げは3月13日(金)で32名、
2回目の繰り上げは3月24日(火)で8名が合格しています。
今年もこのあたりが目安になりそうです。