高校生、特に高校3年生の皆さんは受験生としての
自覚が少しずつ高まってきているのではないでしょうか?
「受験は夏が天王山」と言われますが、日頃は
高校の勉強や行事で忙しい高校生も3年生になれば、
夏休みは自分がやりたいこと、やるべきことに集中できます。
高校3年生は、この夏を境に受験生として
ワンランクアップしてもらいたいところです。
この時に注意しなければならないことは
「自分に必要なことに集中する」ということです。
受験勉強は限られた時間の中で進めなくてはなりません。
自分に必要のないことまでやっている時間はありません。
自分に必要なことに集中するためには
「自分のゴールを知る」ことが欠かせません。
では、自分のゴールとは何でしょう。
ここは、もう一度よく考えてみて下さい。
受験生であれば今の自分のゴールとは
「志望校に合格する」ことでしょう。
では、志望校に合格するために必要なことは何でしょう?
まずは、志望校の合格最低点を取れるようにすることです。
けっして満点ではありません。
合格という目標を達成するためには
合格最低点が取れればいいのです。
どうしても受験生としては
「全部できないと合格できない」と思いがちです。
満点を目指すことは悪いことではありませんが、
限られた時間で勉強しなければなりませんから、
まずは合格最低点を確実に取ることが目標になります。
私の考える受験生としての理想は
「満点は取れないけど合格最低点なら、
何回やっても確実に取れる」です。
では、このゴールに向かって高校生が、
この夏にやるべきことは何でしょう。
まずは、自分のゴールを知るために志望校の過去問を解いてみて下さい。
今、出来る必要はありません。
過去問を解くことによって
「これくらいの難易度の問題が解けるようになればいいんだ」
ということが自分で分かります。
もう一点「これくらいの時間で解けなければならないんだ」
ということも分かります。
「これくらいの問題を、これくらいの時間で解いて
7割取れればいいんだ」ということが分かれば
「入試当日にそこに達するために今は何をやるのか」
ということが分かります。
こうすることで自分に必要なことに絞って
勉強を進めることができます。
私立医学部も歯学部も問題そのものは、
国公立大学の入試問題と比べれば
ほとんどの場合、難しくはありません。
しかし試験時間は、
半分の時間しか与えれない大学もあるように
短い時間しか与えられません。
それなのに国公立大学志望者と
同じ勉強をしようとする受験生が多いのですが、
私立医学部・歯学部受験生がやるべきことは
難問をじっくり考えて解けるようにすることではなく、
よくあるタイプの問題を短時間で
手際良く解けるようにすることです。
国公立併願者がなかなか上手くいかないのは、
国公立に合格するための勉強ばかりになるからです。
それでは試験時間の短い私立には太刀打ちできません。
友人が国公立大学を目指して赤チャートなどに
取り組んでいると気になると思いますが、
自分は赤チャートを解けるようになる必要があるのか考えて下さい。
この夏休みも予備校などの夏期講習に
参加しようと考えているかもしれませんが、
本当に自分に合ったものかは、しっかり見極めて下さい。
ちなみにメルリックスでも高校生のための
合宿や個別授業、個別指導を行います。
完全に私立医学部、私立歯学部に絞ったものですので、
よろしければご検討下さい。
秋からの勉強も、何をやればいいのかが明確になります。
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