普段、高校では小論文をやることは無いでしょうから、
夏休みに少しでも医学部の小論文をやっておきたいと考えるのは、
現役生であれば当然でしょう。
では夏休みに医学部小論文は、どう進めたらいいのでしょうか?
医学部の化学、数学などと同じ様に、
夏休み中に完璧に仕上げる必要はありません。
もちろん、それくらいの意気込みで、
夏休みに受験勉強に集中するのはいいのですが、
あまりに無理なスケジュールもどうかと思います。
医学部の推薦入試を受験するのであれば、
早めに小論文も仕上げたいところですが、
それでも「夏休み中に」ということではありません。
11月の推薦入試当日までに仕上っていればいいのです。
では、夏休み中に医学部小論文は、
どこまでやっておけばいいのでしょうか?
日曜日の久留米大学医学部入試説明会では、
久留米大学医学部入試の実質的責任者の教授から、
小論文についてかなり踏み込んだお話がありました。
誰が小論文の問題を作り、誰が採点するのか。
採点は、どう行われるのか、
どういう場合に減点されるのかなど、
具体的なお話を聞くことができました。
いろいろな大学の方とお話しさせていただく中で聞いた
医学部小論文の考え方と同じでした。
詳細については差し障りがありますので、お伝えできませんが、
医学部に合格するための小論文の姿が浮かび上がります。
医学部合格を目指す現役生が夏休みの間にやるべき小論文は
1、小論文とは何かを知る(作文や感想文と、どう違うのか)
2、内容はともかく、与えられた字数を埋めることができるようにする
まず、夏休みはここまででいいでしょう。
この小論文の基本が身に付けば、
後は小論文を書いて慣れていくだけです。
小論文に慣れて試験時間内に
スムーズに書けるようになるのは、
もう少し先でも問題はありません。
では「医の倫理」「インフォームド・コンセント」
「新型出生前診断」「高度先進医療」「ホスピス」
といった医療に関する知識は、どうすればいいのでしょうか?
次回は、この点について触れます。