明日は埼玉医科大学(前期)、
近畿大学医学部(前期)、
川崎医科大学の3校の1次試験日です。
この日に受験するとなると
東日本の医学部受験生は、それほど迷うことなく
埼玉医科大学(前期)に出願したと思われますが、
西日本の医学部受験生は近畿大学医学部と
川崎医科大学のどちらに出願するのか
迷った受験生もいたのではないでしょうか?
さて、埼玉医科大学ですが、1次試験の配点は
英語150点、数学100点、理科(2科目)200点、
そして小論文(基礎学力試験)50点の
500点満点となります。
英語の配点が高く、
英語に自信のある受験生には有利と言えるでしょう。
気をつけてもらいたいのが、
小論文(基礎学力試験)です。
一般的な医学部の小論文だと思っていると
当日、慌てます。
埼玉医科大学の小論文(基礎学力試験)は
マーク式の現代国語と考えて下さい。
60分で大問4題、30問程度の問題を
解かなくてはなりません。
昨年の埼玉医科大学一般前期の小論文は
加藤周一の文章などが出題され、
問題となる文章そのものが
なかなか難解な文章が出題されます。
埼玉医科大学を受験するのであれば、
英語や数学、理科はもちろんですが、
小論文の過去問にも必ず触れておいて下さい。
問題の難易度、そして時間配分を
感覚的につかんでおくようにして下さい。
近畿大学医学部ですが、一般前期の志願者は、
近畿大学のHPによれば1,750名で確定となっています。
前年の近畿大学医学部一般前期の志願者は
1,902名でしたから152名の志願者減です。
前年も1次試験日は今年と同じ埼玉医科大学、
川崎医科大学との3校でしたので、
配点の変更が志願者減につながったと考えられます。
このことについては1月11日(水)の
このブログをご覧下さい。
近畿大学医学部は配点の変更だけでなく、
試験時間の変更もあり、
英語は90分から60分へと30分も短くなりました。
当然、60分という試験時間に合わせた
出題となるはずですから、英語はまず
全体をサッと見てから解き始めるといいでしょう。
最後に川崎医科大学ですが、試験会場を
倉敷市にある本学キャンパスのみとしています。
獨協医科大学と同じ様に、
試験を受けに行くことそのものが、
医学部受験生の心理的ハードルになっています。
川崎医科大学の1次試験は英語80分、数学80分と、
英語と数学は私立医学部入試としては
長めの時間が設定されています。とは言え、
80分あれば余裕があるというわけではありません。
問題そのものは、それなりに手強いものがあります。
川崎医科大学の1次合格最低点は
350点満点で240点前後です。目標としては、
255点をまず確実に取ることでしょう。
2次試験の合格最低点は、この程度だと思われます。
化学はやや易しめで
化学では少し点を稼げそうですので、それも含めて
英語と数学で何点を取ればいいのかを考えて
80分の試験時間を使って下さい。