明日は、私立医学部御三家の一つと言われる
日本医科大学の1次試験日です。
ちなみに私立医学部御三家は、日本医科大学の他に
慶應義塾大学医学部、東京慈恵会医科大学医学部の
3校を指します。
「順天堂大学医学部は入っていないのか」と思われる方も
いるようですが、それは最近の順天堂大学医学部の
入試難易度を見てのことのようです。
順天堂大学医学部も立派な私立医学部ではありますが、
一般的には上記の3校が私立医学部御三家と
長い間言われてきています。
さて、日本医科大学の入試は、これまで推薦入試も
AO入試も、そしてセンター試験利用入試すらも行わず、
前期・後期に分けない1回の一般入試で
募集定員の全てを募集していました。
慶應大学医学部が入学定員113名中、附属校推薦で45名を
入学させるために、一般入試の募集定員が68名しかなかったり、
順天堂大学医学部は2016年度ではAO入試、センター試験利用入試、
センター・一般独自併用試験にも定員を振り分けるため、
一般入試の募集定員は60名(2017年度は静岡県地域枠5名、
埼玉県地域枠2名が認可され67名)だったりと、
1回の一般入試で全ての入学者を募集する大学は少ないです。
その中で日本医科大学、東京慈恵会医科大学、
東北医科薬科大学医学部だけが、一般入試だけで、
尚且つ一般入試を前・後期に分けずに学生募集を行ってきました。
このうち東北医科薬科大学医学部は1回の試験しか行いませんが、
募集枠は修学資金枠A方式35名、修学資金枠B方式20名、
一般45名ですので、日本医科大学や東京慈恵会医科大学と
同列で考えるのは無理があるかもしれません。
その日本医科大学が、今年度入試から一般入試を
前期(定員100名)と後期(定員18名)に分けました。
全体の入学定員は千葉県地域枠1名、静岡県地域枠1名、埼玉県地域枠2名が増えて
118名になりましたが、前期定員は昨年の114名に比べ
14名減りました。
単純に言えば、これまで成績順位114名までの受験生が
日本医科大学に合格していたのが、今年度からは
成績順位100位までしか合格できなくなりました。
去年なら受かっていた101位から114位までの14名は
合格できなくなりました。
これが「難易度が上がる」ということです。
もちろん「単純に言うと」ということではありますが、
難易度は多少なりとも上がると考えておいていいでしょう。
さて、日本医科大学の1次試験は、前期も後期も、
英語90分で300点、数学90分で300点、
理科(2科目)120分で400点の1000点満点で行われます。
英語と数学にウエイトがあります。
英語と数学の試験時間は90分と長めではありますが、
その分問題そのものも難しくなっています。
日本医科大学では、合格最低点を公表していませんが、
大学との話の中で6割程度ではないかという感触を得ています。
6割5分なら間違いないでしょう。
日本医科大学医学部1次試験では、4科目合計で
6割は割らないようにしたいところです。
そこからどれだけ上乗せできるかが勝負になると思います。
なお、日本医科大学の2次試験は小論文と面接になります。
日本医科大学の面接ではグループ討論も行われますが、
メルリックスでも1月31日(火)に日本医科大学のやり方、
人数で、日本医科大学グループ討論対策講座を行います。
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