これまで医学部一般入試では唯一、
1次試験と2次試験に分けずに
1回の試験で合否を決めていた帝京大学医学部が、
今年度から一般入試を
1次試験と2次試験に分けて実施することにしました。
そして、その1次試験が明日から3日間行われます。
帝京大学医学部の1次試験は3日間あり、
3日全てを受験することも可能ですし、
2日でもどこか1日だけでも受験可能です。
帝京大学医学部1次試験の合否は、
自分の3科目合計の得点が最も高かった日の点数が
合否の判定に使われます。
3日間帝京大学医学部を受験すれば、
3回の試験で合計点が最高点だった日の得点で合否を判定し、
1日だけの受験ならその日の得点で合否を判断します。
あくまで、試験を受けた日の合計点であって、
科目ごとにいい日の点数を採用するわけではありません。
帝京大学医学部一般入試の今年のスケジュールを見ると
1次試験の3日目が1月28日(土)で試験終了が13時15分です。
そして驚くことに試験終了から24時間たたない、
翌1月29日(日)の11時に1次試験の合格者が発表されます。
帝京大学医学部の1次試験は英語を除けば
解答方式はマーク式ではありませんので、
採点員が採点をするわけです。
試験を終えて翌日の午前11時には
1次試験の合格発表ですから驚異的なスピードです。
この点を帝京大学の入試担当者にお聞きした際には
「たくさんの人間で採点するから間に合う」とのことでした。
ただし、気を付けなくてはならないことは、
採点者も時間との戦いですから、出題者が作った解答と
完全に一致する解答のみを正解とするようです。
乱雑な字で書かれた読みにくい解答を
なんとか読み取ろうという努力はしてくれないと考えて下さい。
○か×で△はありません。十分に注意して下さい。
帝京大学医学部の英語、数学、理科は、
これまで必須問題の他に選択問題もありましたが
今年から全問必須問題に変更になっています。
これも注意して下さい。
帝京大学医学部の問題そのものは医学部入試としては、
やり易さを感じる受験生もいると思います。
それだけに「落とせない」試験になります。
問題が易しめといっても満点を取らなければならない
というわけではありません。
ここ数年は75%~78%程度が
繰り上げ合格を含めた合格最低点になっています。
「8割をいかに取るか」という戦いですので、
満点ではなく8割をどう取るかを考えながら
帝京大学医学部1次試験に取り組んで下さい。