1月18日(水)の岩手医科大学医学部1次試験から始まった
医学部一般入試も今日で10日目になります。
先ほどお伝えしましたように2次試験を終えての合格発表も今日、
第一弾の杏林大学医学部の合格発表がありました。
今年度のここまでの私立医学部入試を少しまとめておきましょう。
まず、医学部一般入試の志願者数ですが、東北医科薬科大学医学部、
獨協医科大学、昭和大学医学部、愛知医科大学、藤田保健衛生大学、
近畿大学医学部、福岡大学医学部の7校の医学部志願者数が分かっています。
また、金沢医科大学、川崎医科大学は受験者数が分かっています。
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現在、志願者数または受験者数が分かっているのは9校ですが、
それを見ると志願者数または受験者数が前年を割っている大学が多く、
今のところ私立医学部の志願者数は横バイないし微減かな、という感じです。
その中で九州の医学部2校、福岡大学医学部と久留米大学医学部の
健闘が目立ちます。福岡大学医学部は志願者数が確定しており
前年を328名上回る2,896名が出願しています。
まだ確定ではありませんが久留米大学医学部も現時点で
既に前年の志願者数を22名上回っています。
また福岡大学医学部、久留米大学医学部ともに
センター試験利用入試の志願者数も前年を上回っています。
明日の獨協医科大学は、志願者が前年を145名下回りましたが、
これは試験日が重複する大学が昨年の北里大学医学部から
今年は帝京大学医学部に変わったことが大きいと思います。
昨年の北里大学医学部と獨協医科大学の組み合わせ以上に
今年の帝京大学医学部と獨協医科大学の組み合わせの方が
受験者層が重なっています。
この結果、昨年の北里大学医学部以上に試験日が重なる
帝京大学医学部との競合が厳しかったと考えていいでしょう。
話は変わって昨日、今日、明日と1次試験が続く
帝京大学医学部の1次試験は昨年に比べ、国語を除けば
問題そのものは易しくなったようです。
特に昨日の問題は易しいと感じた生徒が多く、
ひょっとして昨日が今年の帝京大学医学部の
「当たりの日」だったかもしれません。
今日の昭和大学医学部1次試験は
英語は易しく数学は難しく感じた生徒が多かったようです。
ところで、今日の杏林大学医学部の正規合格者の中に、
2次試験の時に「杏林大学まで走って行った」という生徒がいました。
2次試験の当日、吉祥寺からタクシーで杏林大学三鷹キャンパスまで
行こうと考えていたものの、いくら待ってもタクシーがつかまらず
時間的に厳しくなり、止む無く杏林大学まで走った、とのことでした。
かなりの距離を走って、なんとか2次試験には間に合ったようです。
毎年、医学部入試には様々なドラマがあります。
この後、どの様なドラマが待っているのでしょうか。