日本大学医学部は一般入試において
N方式(全学部入試)とA方式の2種類の入試を行いますが、
A方式の1次試験合格者が発表になりました。
日本大学医学部一般入試A方式の募集定員は99名ですが、
今日発表された1次試験合格者は484名でした。
昨年に比べ5名少ない1次試験合格者でした。
昨年は489名の1次試験合格者のうち、
415名が日本大学医学部の2次試験を受験し、
定員と同数の99名が正規合格となりました。
また、昨年の日本大学医学部A方式の繰り上げ合格者は116名で
正規合格者と合わせた総合格者は215名でした。
2次試験受験者は415名でしたので、
2次試験受験者で考えた倍率は1.93倍となり2倍を切る倍率でした。
さて、日本大学医学部の2次試験は80分の適性検査と
60分の小論文、20分程度の面接が行われます。
日本大学医学部の適性検査はクレペリン検査と
指定された単語を使っての短文作成の2つの適性検査を行います。
クレペリン検査は単純な足し算をしますが、
余計なことを考えないで検査を受けて下さい。
もう一つの短文作成も、あまり深く考えないで文章を作って下さい。
指定される単語は徐々に増えていきます。
日本大学医学部の小論文は課題文そのものが
難解である場合が多くあります。設問も単純ではないので、
課題文や設問は、焦らずに読むことが大切です。
日本大学医学部の面接は以前、
10分の個人面接を2回行っていましたが、
昨年から15分の個人面接1回に変更になっています。
面接官は2名で、雰囲気としてはガツガツした雰囲気ではなく、
おだやかな雰囲気の中で行われます。
質問内容は、医学部志望理由や日本大学の志望理由などの他に
医療に関する質問もよく聞かれていますので、
医療に関する知識を整理しておくといいでしょう。
尚、日本大学医学部の2次試験はおおきく2つのグループに分けられ、
グループごとの進行になります。
ところで、今日の日本大学医学部1次試験合格者の受験番号の中に、
これまで医学部の1次試験に合格していなかった生徒の受験番号がありました。
医学部の中では、取り組みやすい大学も含めて受験をしていましたが、
これまでどこの医学部の1次試験も合格できないままでいました。
しかし、今日の日本大学医学部A方式の1次試験は
しっかり合格していました。
2次試験を終えての最終的な合否は分かりませんが、
医学部入試は本当にちょっとしたことで合否が入れ替わります。
日本大学医学部だけに合格しても何の不思議もありません。
これまで調子の出なかった医学部受験生の方も、
最後の入試が終わるまでは、前を向いていて下さい。