医学部後期試験に向けて準備を進めている受験生の方々も
多いと思います。
先日、「医学部後期試験には、前期の問題を参考にするといい」
とお伝えしましたが、どう参考にすればいいのでしょうか?
時間配分や問題を解く順番も、前期・Ⅰ期試験は
参考になります。これは、誰でもそう思うでしょう。
しかし、もう一歩考えてみてください。
もっと参考にできます。
志望する医学部では、前期と後期、Ⅰ期とⅡ期で
出題分野にクセがないのかを見てください。
前期と後期の問題を合わせると、全分野が偏りなく
出題されているのか、前期で出題された分野が
後期でもよく出題されているのか。
これが分かれば大きなヒントになります。
全ての医学部後期・Ⅱ期試験の全ての科目に、
その大学特有のクセがあるとは限りませんが、
クセが見つかれば、後期の対策は進めやすいでしょう。
ざっくり言うと、「医学部後期・Ⅱ期の問題は、
前期・Ⅰ期の問題と分野が重なることも少なくない」です。
これは「作問者が同じであれば、問題を作りやすかったり
重視したりする分野は変わらない」ということからだと思います。
ここでは一つ一つの大学についてのコメントは致しませんが、
そういった目で前期・Ⅰ期の問題を見るのも
有効な手段だと思います。