医学部入試

私立医学部か、国公立医学部か(2017-04-04)

医学部を目指すということは大きく
私立医学部を目指すのか、
国公立医学部を目指すのか、
私立医学部と国公立医学部の両方を目指すのか
3つのパターンに分かれます。

このうち、私立医学部または国公立医学部だけを
目指すのであれば、そこに向かってそれぞれに
必要なことに集中して勉強を進めて下さい。

難しいのは、私立医学部と国公立医学部の
併願を考える場合です。

その際に、まず考えるべきは
「なぜ国公立医学部の受験を目指すのか」です。
国公立医学部を目指すとなると
古文と漢文を含む国語に加え、地歴公民の1科目を
勉強する必要があります。
英語、数学、理科2科目に集中できる
私立医学部志望者に比べ当然、負担は大きくなります。

「国語と地歴公民に使った時間を、英語や数学、理科に
使っていれば私立医学部に合格できたのに」となる可能性もあります。

もう一つ、国公立医学部の難しさとして言えるのが
「センター一発勝負」ということです。
センター試験は1年に1回しかありません。
センター試験で思うような得点が取れないと、
その時点で国公立医学部合格は厳しい状況となります。

国公立医学部入試はセンター試験が終われば、
さらに各大学での2次試験がありますが、
これも最大で前期日程と後期日程の2回しかチャンスはありません。
国公立医学部で合格するためには
センター試験でしっかり点を取り、さらに前期・後期
2回のチャンスできちんと結果を出す必要があります。

ある程度、数を受けられる私立医学部入試と違って
国公立大学医学部は、一発勝負的なところがあり
受験生のプレッシャーは、かなり高くなるでしょう。

私立医学部だけではなく国公立医学部も併願するのは、
なかなか大変なことです。
その時に国公立医学部も併願する
自分の中の理由を、きちんと考えて下さい。

明日もこの続きをお伝え致します。
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