私立医学部と国公立医学部の併願は、なかなか難しいので、
その場合は「なぜ国公立医学部も受験するのかを考えて下さい」
とお伝えしましたが、その続きです。
私立医学部の他に国公立医学部を目指す理由は、様々だと思います。
むしろ「国公立医学部を目指していて、私立医学部も」という
医学部受験生も少なくないでしょう。
偏差値で表される入試難易度を見ると例えば全ての大学で最も
入試難易度が高いのは河合塾によればボーダー偏差値が72.5の
東京大学理科Ⅲ類と京都大学医学部、慶應義塾大学医学部の3校です。
これに続くのが東京医科歯科大学医学部、千葉大学医学部、
大阪大学医学部、東京慈恵会医科大学、順天堂大学医学部の5大学です。
ただ、同じ難易度(偏差値)であっても国公立大学医学部は、国語と
地歴公民の負担とセンター一発勝負というプレッシャーを考えれば、
私立医学部に比べもう一つ高い壁と言ってもいいでしょう。
この高い壁にチャレンジするのは、いいことだと思いますが、
私立医学部に比べ少し負担が大きいことも考えて下さい。
さて、私立医学部と国公立医学部を併願する場合に
「国公立医学部を目指す理由をきちんと考えて下さい」
とお伝えしました。
「なんとなく国公立医学部」だけは避けて下さい。医学部受験生の
中には「国公立医学部の方が上だから」と言う人がいますが、
そもそも「上」という意味が私にとってはよく分かりません。
入試難易度でしょうか?格でしょうか?
国公立医学部を受験するということは、あえて負担の大きいことに
チャレンジするわけですからきちんと自分で国公立医学部を目指す
理由を整理して下さい。その上で、チャレンジするのであれば
モチベーションも違ってくると思います。
医学部に進学することを優先するのであれば私立医学部に絞ることも
「アリ」だと思います。
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