医学部入試

医学部の成績開示注意点(2017-04-20)

昨日は、私立医学部22校で一般入試の成績開示を
行っていることをお伝えしました。
その上で「医学部によって開示される内容が異なる」と
「医学部によって成績開示対象者が異なる」という点に
注意して下さいとお伝えしました。本日は、その続きです。

まず、医学部の成績開示対象者ですが、
例えば金沢医科大学では受験生本人が申請すれば、
1次試験の結果、2次試験の結果に関係なく
全員に成績が開示されます。

一方で杏林大学医学部、東京医科大学、関西医科大学、
兵庫医科大学、福岡大学医学部などでは
成績開示の対象者は一般入試の1次試験不合格者に限られています。
1次試験に合格した受験生は対象になっていません。
医学部の成績開示をする際には、まず自分が成績開示対象者かを
確認して下さい。

次に成績開示の内容ですが、これも大学によって異なります。
先ほど例に挙げた金沢医科大学では、
受験生本人の科目別の得点、総合得点、
総合得点の最高点・平均点、合格者の最低点が通知されます。

一方で杏林大学医学部、東京慈恵会医科大学、大阪医科大学、
近畿大学医学部、兵庫医科大学、福岡大学医学部などでは、
一般入試1次試験の総得点が通知され、
科目別の得点は分かりません。

この様に医学部の成績開示は対象者や開示内容が異なりますが、
いずれにしても来年の医学部合格に向けての指針として
ぜひ活用して下さい。

杏林大学医学部、金沢医科大学、兵庫医科大学、
川崎医科大学、福岡大学医学部の5校は
成績開示申請の受付終了が迫っていますので、
注意して下さい。
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