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国際医療福祉大学医学部の見通し(2017-07-22)

昨日は、国際医療福祉大学医学部の志願者について
「減ることは無く、むしろ成績上位層は厚くなる」
と考えていることをお伝えしました。
本日は、その続きです。

昨日の国際医療福祉大学医学部の1次試験日は
自治医科大学と愛知医科大学の1次試験日と重なっていました。
また、国際医療福祉大学医学部1次試験の前日は、
日本医科大学(前期)の1次試験日でした。

同じ様に昨年の国際医療福祉大学医学部1次試験の翌日は
東邦大学医学部、兵庫医科大学の1次試験日で、
杏林大学医学部の2次試験日でもありません。

私立医学部入試は試験日が切れ目なく続いていくため、
受験校を決めるのも大変です。

昨年の国際医療福祉大学医学部の1次試験日も
医学部入試が混み合う日程の中にあり、
日程的に受験を断念した受験生も少なくなかったと思います。

特に合格に手が届きそうな医学部受験生は、
日本医科大学、自治医科大学、東邦大学医学部と
国際医療福祉大学医学部、
どの大学に実際に出願するか迷ったと思います。

来年度の私立医学部入試では、
国際医療福祉大学医学部1次試験が
最初の医学部一般入試になりますので、
日程的に受験しやすくなります。

では、国際医療福祉大学医学部1次試験が
私立医学部一般入試の一番最初の試験となったことの
他の医学部の入試への影響は、どうなるでしょう?

影響を受けそうなのが、岩手医科大学医学部です。
これまで、私立医学部一般入試の最初の試験は
岩手医科大学医学部でした。

また、岩手医科大学医学部の1次試験合格者は
毎年、650人を超えています。
私立医学部で一番最初の試験ということと
1次試験合格者を多く出すということから
「まず岩手医科大学医学部から」
という医学部受験生が少なくありませんでした。
ここが来年は崩れます。

もう一点、岩手医科大学医学部1次試験の翌日は
順天堂大学医学部の1次試験日になります。
国際医療福祉大学医学部、岩手医科大学医学部、
順天堂大学医学部と3日連続で1次試験を受験することに、
ためらいを覚える医学部受験生は少なくないと思われます。

特に自分の学力に自信を持つ医学部受験生は
国際医療福祉大学医学部を受験し、
1日空けて順天堂大学医学部を受験すると考えられます。

つまり、学力に自信を持っている医学部受験生は、
岩手医科大学医学部の受験を回避する可能性が高いと考えられます。

その結果、岩手医科大学医学部の受験者の中に、
学力上位層は少なくなることが予想されます。

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