医学部入試

模試との向き合い方(2017-08-14)

受験生なら誰もが1回や2回は入試までの間に
模擬試験を受けるでしょう。
そして1ヶ月半くらい後に、返却されてきた答案と
成績表を見ることになります。

この時、気になるのは偏差値で表された成績でしょう。
各科目の偏差値と私立医学部受験者なら
英語、数学、理科2科目の合計での偏差値、
私立歯学部受験者なら3科目合計偏差値に目が行くでしょう。

4科目合計偏差値や3科目合計偏差値を見て
「よしっ!!」と思ったり「あー」と思ったりするのだと思います。
受験生なら当たり前の流れでしょう。

模試の成績を気にするのは、いいのですが
模試は母集団によって偏差値の出方が違うことは
改めて確認しておいて下さい。

ベネッセ主催の進研模試と河合塾主催の全統模試、
駿台予備学校主催の駿台模試とでは、偏差値の出方がまるで違います。
進研模試の受験者の多くは現役生ですが
全統模試、駿台模試は多くの浪人生、再受験生も受験します。
母集団が違うわけですから駿台模試の結果を見て
「進研模試より下がった」と単純に考えることは避けて下さい。

また、模試にはマーク模試と記述模試がありますが
一般的にマーク模試の方が記述模試に比べて
偏差値は高く出がちです。

模試の成績は気になるところですが、
模試でいくらいい成績を取っても
医学部・歯学部入試の合否には関係ありません。
あくまで、入試の成績が合否判定に使われます。

模試は医学部・歯学部入試で合格点を取るために
受けているはずです。そのことを忘れず模試を受けたら
成績や合格可能性判定ばかりに気を取られることなく
「何が出来て、何が出来ないのか」を知り、
「出来なくてはならなかった問題で正解になってない問題は、
次に出た時は必ず出来るようにする」ことも大切なこと
だということも忘れないで下さい。
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