昨日、過去問をやる意味についてお伝えした中に
「最近は他大学で出題された過去問を出題することも考えられて
いるようですが、自校の過去問を自校で使用することはないでしょう」
という一文がありました。

これを読んだ福岡校の校長から早速、他校の過去問使用の具体例が
届きました。詳しくは「入試問題活用宣言」というサイトをご覧
いただきたいのですが、このサイトに「過去問題利用状況」があります。

「過去問題利用状況」をクリックすると
「平成29年度入学試験における入試過去問題の利用状況」
が出て来ます。ここをさらにクリックすると平成29年度入試
(今年1～3月に行われた入試です)での過去問題の利用状況の
詳細を見ることができます。

過去問題を使用した大学には、国立大学も公立大学も私立大学もあり、
その中に順天堂大学もありました。
「おっ!!」と思って見ると順天堂大学のスポーツ健康学部と国際教養学部で
京都女子大学の日本史の過去問などを使っていました。

それ以上に驚いたのは、過去に順天堂大学で出題した問題を改変して
使っていました。自校の過去問を改変後とは言え、使うことがあるとは
恥ずかしながら知りませんでした。

ちなみに順天堂大学医学部では過去問は使用していませんでした。
他校、自校の過去問を使っていたのはスポーツ健康学部と国際医療学部でした。

医学部で他校の過去問を使用していた大学が１校だけありました。
昭和大学医学部です。今春入試で昭和大学医学部は数学で、
室蘭工業大学・徳島大学・大分大学の過去問を、化学で日本女子大学の
過去問を、いずれも改変して使っていました。

昭和大学歯学部の入試問題でも他大学の過去問が改変して使われて
いました。昭和大学では医学部も歯学部も毎年のように他大学の過去問を
利用しているようです。

とは言え、どの年代のどの問題を使うかを予想している暇があったら、
普通に勉強をしていた方が良さそうです。

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