医学部の定員は一時期、医師過剰に対する警戒から抑制され
7,625人まで抑えられました。
しかし、医師不足が叫ばれるようになると医学部の入学定員は
増加へと一転しました。これにより今年4月の医学部入学者の
定員は9,420人まで増加しました。1,795人の医学部入学定員増です。

このうち2006年の「新医師確保総合対策」と2007年の「緊急医師確保対策」
による医学部の臨時定員増317人については今年4月の医学部入学者までの
期限付きの定員増でした。

臨時定員増の期限が来たため、来年4月の医学部入学者は医学部全体で
317人減となります。しかし、いったん臨時定員増は終わるものの、
再度の申請を受け付けることとして、その申請の状況が文部科学省から
公表されました。

文部科学省の発表資料によると岩手医科大学、自治医科大学、埼玉医科大学、
順天堂大学、日本医科大学、関西医科大学、兵庫医科大学の7私立大学医学部で
「収容定員の増加に係る学則変更認可申請」があったことが分かります。

例えば、岩手医科大学医学部では来年4月から入学定員が15人減となる
可能性もあったのですが、今回の申請により2024年度まで、これまでと
同じ入学定員となりました。

順天堂大学医学部でも2024年度まで定員8名増のままになります。
国公立大学を含めて再度の定員増は46大学で304人となります。
これとは別に4大学の医学部で12人の定員増となるため来年4月の
医学部入学定員は今年に比べ1名減の9,419人となる予定です。

※クリックで拡大してご覧いただけます。

＊＊＊メルリックスの推薦・編入・AO入試対策講座＊＊＊
http://nyushi.melurix.com/archives/193

＊＊＊メルリックス学院のお試し個別指導＊＊＊
http://nyushi.melurix.com/archives/1701

＊＊＊書籍好評発売中＊＊＊

『私立医歯学部受験攻略ガイド＜2018年度版＞』※予約受付中！

『医学部合格完全読本』かんき出版（Kindle版あり）