医学部の推薦入試、AO入試では一般入試以上に出願書類の負担が
大きくなりがちです。その中でも負担が大きいのは、金沢医科大学
AO入試の自己推薦書と推薦書です。
これまでも何回か、医学部入試の出願書類について、お伝えして
きましたが、改めて金沢医科大学AO入試の自己推薦書、推薦書に
ついてお伝えします。医学部入試の出願書類全体にも通じる話です。
金沢医科大学AO入試の自己推薦書は
「目指す医師像」
「それに関連しての金沢医科大学志望理由」
「在学中の勉強目標」
「卒業後、金沢医科大学で、どのような研修を行いたいか」
の4つについて書くことを求められています。
まず、この4つを確認して下さい。
例えば
「将来、臨床だけでなく研究にも力を尽くせる医師になりたい。
金沢医科大学には総合医学研究所があり、学生のうちから医学研究に
触れることができることから金沢医科大学を志望する。
在学中は通常の授業を大切にしつつ、総合医学研究所のセミナー等にも
積極的に参加したい。
卒業後は、前期研修はもちろん後期研修も金沢医科大学病院で行いたい。
研修期間中も臨床の現場で出会う様々な課題について、自分なりの解決策を
考えてみたい。
その中から臨床を行いながら挑戦する自分の研究テーマを見つけたい」
といった感じです。
4つの要素の順番は、入試要項に書かれた順番で書いた方がいいと
思います。読む側が、その方がスムーズに読めます。
金沢医科大学AO入試では自己推薦書の他に、受験生をよく知る人からの
推薦書も必要です。現役生なら親か高校の先生に書いてもらうのが
いいでしょう。浪人してからのことは高校の先生は分りませんので、
浪人生は高校の先生には頼みにくいでしょう。そうなると親か予備校の
担当者ということになります。
この時に注意してもらいたいのが、自己推薦書と推薦書が上手くリンク
するようにすることです。自己推薦書と推薦書はワンセットと考えて下さい。
医学部入試の出願書類は全て「求められていることを書く」が基本です。
「本学志望理由」とあれば、その大学の志望理由です。医学部志望理由
ではありません。「本学志望理由」しかないからと言って、そこに医学部
志望理由を延々と書くことは避けて下さい。医学部志望理由を書くにしても
バランスを考えて下さい。
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