10月16日で、脳死の人からの臓器提供を認めた
臓器移植法の施行から20年になりました。

今年の臓器提供は82件で、臓器移植法施行からの
20年で脳死と判定された人からの臓器提供は477件
となりました。

臓器移植の体制が整っている病院は全国で392病院で、
病院の体制整備が十分でないという指摘もあるようです。

一方で臓器提供者(ドナー)数は先進国の中で圧倒的に
少なく人口比では、1位のスペインの50分の1以下との
ことです。

2010年に臓器移植法は改正され、家族の承諾による脳死
臓器移植や15才未満の脳死臓器提供が可能になりました。
しかし、臓器移植が大きく増えたとは言えないのが現状です。

臓器移植法の施行から20年たちましたが、
日本の臓器移植には、まだ様々な問題点があるようです。

医学の小論文やグループ面接で、これまでも臓器移植は
たびたび取り上げられてきましたが、法施行20年という
節目の年を迎え、例年以上に臓器移植が医学部の小論文や
グループ討論で取り上げられることが考えられます。

先日の獨協医科大学2次試験でのグループ討論の内容も
「臓器移植について」でした。

もう1度、臓器移植法について、改めて考えておく必要があります。

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