医学部入試

模試をうまく利用して下さい。(2017-10-31)

受験生の皆さんは医学部志望でも歯学部志望でも、
模擬試験は受けてきたと思います。
せっかく受けた模試も、受けっぱなしでは
模試を受けた意味が半減してしまいます。

そもそも模試は、何のために受けるのでしょうか?

一つは、その時点の自分の実力を知ることですね。
「何が出来て、何が出来ないのか」
「他の受験生と比べて自分の実力はどうなのか」
「志望校の合格ラインと自分の間に差はあるのか。
あるとしたら、どのくらいの差なのか」
こういったことが模擬試験を受験することで分かります。

ここで注意していただきたいのが、模試で導き出される
合格可能性判定です。自分の現在の力と志望校の合格ラインの差、
言い換えれば「現在の自分の実力だと志望校に合格する可能性は、
どれくらいあるのか」という指標が合格可能性判定です。
医学部受験生も歯学部受験生も、模試の結果が戻ってくるたびに、
この合格可能性判定は気になるのだろうと思います。

受験生の皆さんに注意していただきたいことは
「模試の合格可能性判定は、あくまで目安としかならない」
ということです。

国公立志望者も私立志望者も、文系も理系も、
模試は全ての受験生を対象にしています。
私からすると「こういった問題は私立医学部入試では出ないだろうな」
という問題も、模試では出ます。
逆に私立医学部入試ではよく出るタイプの問題も
他学部の入試ではあまり出題されないと、
模試ではあまり出題されません。

スピードと正確性が大切な私立医学部、歯学部入試ですが、
模試がそうだとは限りません。

模試の合格可能性判定を絶対視することなく、
あくまで目安と考えて下さい。

この後、何回かに分けて模試の活用法についてお伝えして参ります。

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