医学部受験生でも馴染みが薄いと思いますが、
医学部入試には国際バカロレア入試というものがあります。
これは、国際バカロレア(IB)資格を有する
医学部受験生を対象とした医学部入試です。
現在、この国際バカロレア入試を実施している私立医学部は
順天堂大学医学部と愛知医科大学医学部の2つの医学部です。
今年から始まった埼玉医科大学の帰国生入試も
国際バカロレア資格を持ち、いくつかの出願要件に
当てはまっていると受けることができます。
このうち、愛知医科大学医学部の国際バカロレア入学試験の
合格者が24日(金)に発表になり、1名が合格しました。
昨年の愛知医科大学国際バカロレア入試は受験者2名で、
合格者は1名でしたが、この合格者は愛知医科大学医学部には
入学しませんでした。
今年の愛知医科大学医学部国際バカロレア入試の合格者は
1名でしたが、受験者数は今のところ分かっていません。
それほど多くの受験者はいなかったろうと思います。
国際バカロレア入試は、他の医学部入試に比べて、
倍率はかなり低いと思われますが、一つ問題点があります。
「国際バカロレア入試(IB)資格を有する」という条件を満たす
医学部受験生は珍しい、ということはもちろんですが、
「試験問題は日本語で出題される」という点も大きな壁となります。
日本語の会話や普通の文章なら問題ないとしても、
例えば化学の「中和滴定」とか「触媒」といった基本的な用語も
「英語なら分かっても、日本語で出題されると何のことか分からない」
ということがよくあります。
特に生物は、普段使わない専門用語が多いので、苦労するようです。
医学部の国際バカロレア入試の受験を考えている医学部受験生の皆さんは
日本語で出題されることを意識して勉強を進めてください。
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