昨日「医学部の受験校を決める際に『問題が合う、合わない』
だけにとらわれないで合格最低点にも注意してほしい。
さらに医学部の合格最低点も、正規合格者の合格最低点か、
繰り上げ合格者を含めた合格最低点か、1次試験合格者の
合格最低点かを必ず確認して下さい」とお伝えしました。

この医学部の合格最低点は非常に大切な指標で、
医学部の合否は合格最低点が取れるかどうかが
大きなポイントとなります。
当然、この合格最低点より少しでも上に行くことを目標に
医学部受験生の皆さんは日々、頑張っているわけです。

医学部の合格最低点を見る時に、もう一点注意して
いただきたいことがあります。
それは「その合格最低点はどこまで含まれた合格最低点か」です。

言い方を変えると「学力試験だけの合格最低点なのか、
学力試験以外の小論文や面接なども含んだ合格最低点か」
ということです。

医学部の合格最低点は一般的に、学力試験のみの
合格最低点を公表します。
しかし、例えば埼玉医科大学医学部の合格最低点は
500点満点で公表されています。
埼玉医科大学医学部の配点は前期も後期も同じで、
英語150点、数学100点、理科2科目200点で
ここまでで合計450点になります。

500点満点ということは、ここに小論文（基礎学力試験）の
50点が加わっているということです。
ですから、埼玉医科大学医学部は学力試験に加え
小論文も含めた合格最低点だということを知らないと
埼玉医科大学医学部合格の可能性を正しく考えることは出来ません。

同じ様に小論文（調査書を含む）に50点の配点がある
福岡大学医学部で公表されている合格最低点は
英語と数学、理科2科目の合格最低点で小論文は
含まれていません。

医学部の合格最低点を見る時は、どこまで入った
合格最低点なのかをきちんと確認して下さい。

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