昨日は東京慈恵会医科大学医学部医学科の志願者数の
推移についてお伝えしました。
本日は東京慈恵会医科大学医学部医学科の入学者について
お伝えします。
ところで、東京慈恵会医科大学は「なぜ医学部医学科まで書くのか」
ですが、これは慈恵医大は医学部の中に医学科と看護学科が
あるためです。
東京医科大学医学部、久留米大学医学部、福岡大学医学部などのように
医学部の中に医学科と看護学科の両方を設置する大学は少なく、
多くの大学は看護学部、保健医療学部などの中に看護学科を
設置しています。
さて、東京慈恵会医科大学の入学者の出身高校所在地は
下記のようになります。
都道府県 | 入学者数 |
埼玉県 | 5 |
千葉県 | 10 |
東京都 | 72 |
神奈川県 | 12 |
新潟県 | 1 |
愛知県 | 1 |
大阪府 | 1 |
兵庫県 | 1 |
広島県 | 2 |
愛媛県 | 2 |
福岡県 | 1 |
熊本県 | 1 |
鹿児島県 | 1 |
計 | 110 |
この表を見ると「首都圏以外の高校出身者は、
東京慈恵会医科大学医学部医学科には入学できない」と
感じるかもしれません。
ここで気を付けていただきたいのは、
「これは入学者数であって、合格者数ではない」ということです。
例えば、大阪府や京都府、兵庫県の医学部受験生が
大阪医科大学医学部や関西医科大学と、東京慈恵会医科大学
医学部医学科に合格したとすると、進学先は大阪医科大学医学部や
関西医科大学医学部とするでしょう。
九州の医学部受験生なら、福岡大学医学部や久留米大学医学部への
進学を選ぶでしょう。
福岡校の生徒を見ていると、間違いなくそうすると思います。
確かに、首都圏以北の入学者はいないに等しいのですが、
首都圏の中高一貫校の生徒数は極めて多く、
このことが大きな要因と考えられます。
入学者の出身高校を見ると、首都圏以外の医学部受験生の皆さんは
不安に思うかもしれませんが、全く気にせずチャレンジしてください。
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