医学部入試の出願書類を書く際や、医学部の面接の準備をする際に
医学部受験生の頭を悩ませるのが「大学志望理由」でしょう。

私立医学部は31大学あります。
「31大学ある医学部の中で、なぜこの大学の医学部なのか」
という問いに答えなければなりません。

医学部受験生が志望校を選ぶ際、学費や入試難易度、
入試日程などを考えて受験校を選ぶのが現実だと思います。
そこに「31大学に医学部がある中でなぜうちの大学なのか」
と問われて「入りやすそうだから」とは言えないでしょう。

昨年も同じ大学の医学部を受験したのであれば、出願書類の
「本学志望理由」欄に、その大学の志望理由を書いたはずです。
面接を受けたのなら、大学志望理由も考えたと思います。
それらの大学志望理由を、今年もそのまま使っていいでしょうか？

「ダメ」とは言いません。
ただし、誰か第三者、できれば医学部入試に詳しい人に
チェックしてもらった方がいいでしょう。
医学部受験生が「大学志望理由」を準備する時、
その大学の情報しか見ていないでしょう。

例えば、1年次に早期臨床体験実習があって、
パンフレットにも大きく書いてあれば、
「早期体験実習に魅力を感じた」と言いたくなるでしょう。
しかし、ちょっと医学部入試に詳しい人なら、
「早期臨床体験実習は、どこの医学部でも当たり前に
やってるよ」と言うでしょう。

こういったことがよくありますので、医学部入試に詳しい人に
一度確認してもらうことをお勧めします。

また、最近の私立医学部は国際認証基準のために
新カリキュラムを導入しているところがほとんどです。
以前とカリキュラムが変わったり、特徴的なシステムを導入したりと
医学部もいろいろと変化していることも、念頭に置いてください。

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