12月31日のブログで、
「医学部の過去問を解く時には、赤本の掲載順の科目順で
解くのではなく、志望する医学部の入試での科目順に過去問を
解いて下さい」
とお伝えしました。具体的な例として岩手医科大学医学部の
入試を考えてみましょう。
岩手医科大学医学部の一般入試は英語から始まり次に理科2科目
そして昼休みをはさんで数学という順番になります。試験時間は
英語60分、理科2科目90分、数学60分となります。試験時間は、
どの科目も短くなっています。
さて、岩手医科大学医学部の英語ですが、医学部入試の中では
問題そのものは、かなり易しい部類に入ります。試験時間は60分と
短いのですが、それでも医学部受験生なら試験を終え「出来た」と
感じるでしょう。
次の理科は1科目あたり45分と、これも時間的には厳しいのですが
生物と物理は医学部入試の中で易しめの問題が出題されます。
昨年、化学が難化しましたが、そのことを知っていれば、
多少手こずっても理科までは少なくとも「まずまず」と
感じる医学部受験生は多いでしょう。
英語、理科と順調に来て、最後の数学です。数学も試験問題60分と
時間的には楽ではありません。問題数は3題ですが、単純な問題では
なくいくつかの要素が組み合わさった問題が出題されますので医学部
受験生としてはなかなか手が動かないと思います。
試験時間が短いですので焦りもでて余計にカラ回りしてしまうかも
しれません。岩手医科大学医学部の数学は、手強いということを事前に
分かっていれば焦ることもなく「出来るところを確実に」と思えるでしょうが、
過去問研究をしないで岩手医科大学医学部を受験すると英語と理科で
手応えがあるだけに「あれっ?」と思って混乱してしまいそうです。
「岩手医科大学医学部の英語は易しい、しかし数学は手強い」ということを
分って岩手医科大学医学部入試に臨むのか、そうでないのかは結果にも影響を
及ぼすと思います。
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