東京慈恵会医科大学を中心とするチームが、慢性腎不全の
患者本人のiPS細胞を使って、患者本人の体内で腎臓を再生
させる世界初の臨床研究を始めることが報道されました。
国内で人工透析を受ける腎臓病の患者は約32万人で、さらに
1年で5000人ペースで増加を続けているそうです。腎臓病の
根治策は現在では腎臓移植しかありませんので、東京慈恵会
医科大学の横尾隆教授が率いるチームの研究には多くの期待が
寄せられています。
人工透析には年間1兆5000億円の医療費がかかっていて、
医療費の抑制にもつながるかもしれません。また、人工透析の
回数が減れば患者の負担も軽減されます。
もちろん、実際にこの研究が実用化されるまでにはまだ時間が必要
でしょうが、世界的にも慢性腎不全の患者は増加しているとのことで、
東京慈恵会医科大学の研究の意義は大きいと言えるでしょう。
東京慈恵会医科大学医学部の入試では、個人面接も行われます。
慈恵医大の面接では「数ある医学部の中で、なぜ東京慈恵会医科
大学医学部を志望するのか」という質問もあります。
慈恵医大志望理由の一つに「世界初の腎再生の研究に取り組むことを
知り、研究面でも世界をリードする素晴しい大学だと思った」
といった感じで、このニュースを使ってもいいでしょう。
ただし、慈恵医大医学部志望理由を、このニュースだけしか言わないのは
良くありません。三つある志望理由の三番目がいいと思います。
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