こんばんは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。
いよいよ明日からセンター試験が始まります。
今年のセンター試験志願者数は、前年度より6,702名増の
58万2,669名となりました。
現役生と浪人生のどちらも前年度より増加しています
が、特に全国の高校卒業見込者のうち、センター試験
に出願した者の割合を示す「現役志願率」は過去最高
の44.6%となりました。
新潟県三条市で積雪のためJR信越線が止まってしまった
ニュースを見て、センター試験当日に交通機関が遅延
した場合の対応を調べてみたところ、大学入試センター
のホームページに『交通機関が遅延・運休している場合
はこちらで確認』と出ていました。
http://www.dnc.ac.jp/news/20180112-02.html
それぞれの試験場で対応するため、交通機関が遅延して
いる場合は、まずは受験票に記載されている「問合せ
大学」へ連絡してくださいとのことです。
センター試験は1週間後に追試が行われますが、
交通機関の状況によっては各試験場で柔軟に対応する
でしょうから、まずは落ち着いて状況を確認し、無理
のない方法で試験会場へ向かうのが最善だと思います。
全国の受験生が無事に試験を受けられることを願っ
ています。
さて、過去に私立医学部入試の試験日に大雪が降った
場合、東京では鉄道の遅延が起きれば、開始時間を
遅らせる処置を取ります。特に五反田TOCで1次試験
が行われる場合はJR山手線や京浜東北線が止まって
しまえばアウトなので、過去に雪や沿線火災等で
試験の開始時間を遅らせたことがありました。
そういった場合は、大学のホームページに必ず「緊急の
お知らせ」として試験時間についてのお知らせが掲載さ
れますし、今はWeb出願も増えていますので、出願の際
に登録したメールアドレスに、お知らせメールが来る
こともあるでしょう。
何かあった場合、試験時間を遅らせることは、割と
大学側は柔軟に対応してくれます。むしろ問題は
帰りに交通機関の遅延があった場合です。
今でも忘れられないのは、北陸で大雪が降った年に、
金沢医科大学の2次試験日が1日追加になったことが
ありました。
当時はまだ北陸新幹線がありませんでしたが、JRは
もちろん、高速道路も通行止めになり、飛行機も欠航
するなど、大変な騒ぎになりました。
2次試験を受けに行くことは何とかできたのですが、
帰りの交通手段が確保できない生徒が何人かいて、
翌日の聖マリアンナ医科大学の1次試験を受けられない
かもしれないという事態が起きました。
小松空港から羽田への便は朝からずっと欠航でしたが
先に富山空港で飛行機の運航を再開するという情報が
入りました。
そこで学院長が金沢にいた生徒にすぐ電話して「金沢
から何とか富山まで行って、そこから飛行機に乗れ!」
と指示を出しました。
おかげで生徒達は富山空港から羽田着の最終便に
間に合うことができ、無事に翌日の聖マリアンナ
医科大学の1次試験を受けることができました。
入試は何が起きるかわからないと言いますが、
本来なら交通機関などの遅延や運休で試験が受けられ
ないというのは、あってはならないことです。
けれど、自然は不可抗力なので、どうしようも
ないことも時には起こります。
その時に、運をつかむのは最後まで諦めない心、
そして何とかしようとする心だとあの時、
金沢から「どうしよう」と電話をかけてきた
生徒達を見ていて思いました。
これでその生徒達が聖マリアンナ医科大学医学部に
合格していればいい話だったのですが、残念ながら
と言うべきか、彼らは他の医学部にそれぞれ進学し、
今は研修医として全国の病院で働いています。
あれからもう7年も経ったのかと思うと、時間の流
れるのは早いものです。
学院長が不在の間、お問い合わせいただいたメールには
私の方から返信いたします。また、お見舞いのメールも
いただいています。ありがとうございます。
手術が終わった学院長のところに後ほど全部お送りさせ
ていただきます。きっと元気が出ると思います。
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