医学部入試

明日は国際医療福祉大学医学部の1次試験です(2018-01-15)

こんばんは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。
今日は朝から生徒達とセンター試験の自己採点
結果を検証していましたが、その熱も冷めやら
ないうちに、いよいよ明日から2018年度私立
医学部入試が始まります。

今年の入試日程のトップを切って行われるのは
国際医療福祉大学医学部の1次試験です。
昨年4月に新設された国際医療福祉大学医学部は
国内外で活躍できる医師を育てることをアドミッ
ションポリシーの1つに掲げ、1次試験の配点も
英語200点、数学150点、理科2科目200点と、
英語の配点が高くなっています。

合格最低点は公表されていませんが、昨年、
合格した生徒の話を聞く限りでは、1次合格の
ボーダーラインは思ったほど高くないと思われます。
オープンキャンパスでいただいた資料にも
「化学に関しては難しかった」という話が学生の
間でも挙がっているそうで、1次合格者も569名、
4.7倍と私立医学部の中では、べらぼうに高い
倍率ではありません。まず1次合格の目安としては
6割を目標にしたいところです。

今年は一般入試の募集人員が105名と昨年から5名増え、
志願者は2,529名と昨年より240名減となりました。
愛知医科大学医学部の1次試験と重なっていた昨年と
比べて、入試日程のトップに来たことで、全国模試の
志願者動向でも昨年より増加していたのですが、実際の
志願者数は昨年と比べて微減となりました。

とはいえ、6年間の学費が1,850万円と私立医学部の
中では最も安いこともあり、志願者に国公立医学部
との併願者が多いことは間違いありません。今年も
ハイレベルな争いになることが予想されます。

国際医療福祉大学医学部は2次試験で30分の面接が
2回行われるので、小論文は1次試験で出題されます。
昨年は意表を突いたテーマで「自由貿易と保護貿易に
ついて」60分600字以内で論じよというものでした。
英国のEU離脱や、トランプ氏のTPP見直しなど
リード文はついていたものの、医学部受験生には
あまり見慣れないテーマだったと思います。

2次試験の面接でも、2回あるうちの1回は貧富の差
により教育や医療の格差など、世界的に問題となって
いる社会問題から多く質問されました。
ただ受験勉強だけができる受験生ではなく、もっと
広い視野を持った、人間性豊かな受験生を入学させよう
という意図が感じられます。

明日の国際医療福祉大学医学部の1次試験は、医学部が
ある成田キャンパスはもちろん、東京、大阪、福岡と
全国4ヶ所で行われます。
東京は今年最初の五反田TOCビルが会場になります。

さて、田尻学院長の手術は無事終わり、今日のお昼から
流動食が食べられるようになりました。
担当医の話によると「順調です」とのことでホッと
しています。

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