こんばんは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。
昨年から全問マーク式になった岩手医科大学医学部
の1次試験が明日、全国6ヶ所で行われます。
岩手医科大学医学部は毎年、650名前後が1次試験に
合格します。この1次合格者数は私立医学部31大学の
中で最も多い人数です。
ちなみに、昨年度の私立医学部の1次合格者数
ベスト3は、
1位:岩手医科大学 645名
2位:昭和大学(I期) 612名
3位:東北医科薬科大学 600名
でした。これを見ても、岩手医科大学の1次合格者の
多さがわかります。
岩手医科大学は2次試験の面接を盛岡にある
本学キャンパスと、東京の2会場で行うため
「お試し」の感覚で受ける受験生も多いと
思います。1次合格者数が多いこともあって、
医学部受験生の中に「岩手医科大学は易しい」
という意識があるかもしれません。
けれどここ3年間、受験者数が3,000名を越えて
いることもあり、岩手医科大学は「受かりやすい
大学」とは言えなくなりました。
岩手医科大学の1次試験は不合格だったものの、
他の医学部に合格して進学する生徒も珍しく
なくなりました。
よって明日は、油断はもちろん禁物ですが、
思うようにできなかったからといって
「今年の入試は試合終了」と必要以上に落ち込む
必要はありません。
あくまで何校か受験する大学のうちの1校だと
考えて臨むのがベストだと思います。
個人的には、今年は物理で原子分野が出るか
どうかが興味の一つですが、昨年最も傾向が
変わって問題量が増えた化学がどうなるかも
気になります。
※原子はほぼ隔年で出題されているのです。
昨年、岩手医科大学に1次合格した生徒と
面接の練習をしていた時に「化学の最後は
塗り絵でしたよ」と言われました。
意味がわからず「え、塗り絵?どういうこと?」
と聞くと「時間がなくて適当にマークしたって
ことですよ」と苦笑いしながら言われました。
まずいこと聞いちゃったな…と後悔したのですが
その生徒は2次試験の面接も非常に上手くいき、
正規合格となりました。
勘でマークした答が合っていたのか、謙遜だったのか、
そのどちらかということになりますが、その生徒の
性格を考えると限りなく前者に近い後者でしょうか。
ところで、近畿大学医学部一般前期の志願者数が
確定しました。1,645名と昨年より105名減と
なりました。昨年、配点が英語重視からフラット
に変わり、繰り上げ合格が0名だった近畿大学
ですが、100名ぐらいの減少では、難易度に
それほど変化はないと思います。
ちなみに、今年いただいた年賀状の中に、岩手
医科大学の1次試験には不合格で、他の医学部
に受かった生徒のご実家からの物がありました。
縁起のいい品川神社の写真だったので、自分の
机の前に生徒の合格を祈願して飾ってあります。
彼も今年、医学部の4年生になります。
月日の経つのは本当に早いものです。
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