こんばんは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。
更新が遅くなって申し訳ございません。
明日は金沢医科大学と順天堂大学医学部の1次試験です。
金沢医科大学の東京会場はTOC五反田ビル、
順天堂大学の試験会場は千葉の幕張メッセのみです。
順天堂大学は現役生の受験が多い私立医学部の1つですが、
2,000名以上の志願者が一堂に集められる幕張メッセの
大きさと雰囲気に飲まれないように注意しなければなりません。
順天堂大学の合格最低点は非公表ですが、金沢医科大学は
ここ3年間、1次試験の合格最低点は60%台後半で推移
しています。昨年は273点/400点、68.3%でした。
金沢医科大学の合格最低点は数学の難易度によって
左右されるので、そのことを念頭に置く必要があります。
金沢医科大学の1次試験で忘れられないエピソードは
いくつもあるのですが、数学が非常に難しかった年に、
数学が終わった途端、一斉に生徒達から連絡が来たこと
がありました。特に、数学が得意だった生徒は「半分も
行ってないかもしれない」と泣きながら電話をかけてきました。
「○○くんが出来なかったのなら、他の受験生も出来て
ないよ」と歯の浮くような決まり文句を言いながら、
何とか午後からの理科に向けて気持ちを切り替えて
もらおうと必死でした。
その生徒は無事に1次合格し、金沢の本学キャンパスまで
2次試験を受けに行って、見事に正規合格を勝ち取りました。
今は首都圏の医学部に通っています。
他にも、金沢医科大学は全科目マークシート方式なので、
試験が終了してからマークミスに気づいて、真っ青な顔で
メルリックスに戻ってきた生徒がいました。
翌日の杏林大学の1次試験に向けて、フォローしなければ
絶対にまずいと思い、1年間一緒に勉強してきた同じクラス
の仲間と一緒に「美味しいもの食べに行こうよ」とご飯に
誘いました。
「牛タンとうなぎ、どっちがいい?」と聞くと
「うなぎがいいです」と即答だったので、ヒカリエの
うなぎ屋さんに入って、色々な話をしました。
どうやって力づけたかは企業秘密ですが(笑)
翌日の杏林大学ではちゃんと力を出し切って、
見事に合格して進学しました。
今、この記事を書こうとして「そういえば、あの子の
金沢医科大学の結果はどうだったっけ?」とデータを
調べたら、1次試験に合格して補欠でした。
マークミスで散々騒いだ割には、それなりに点数は
取れていたわけですが、受験生本人にしてみれば
ミスに気づいた瞬間は、世界が引っくり返ったような
気持ちがしたことでしょう。
それとは逆に、医学部に進学できなかった生徒のことも
思い出します。2年前の金沢医科大学で、得意の化学で
「最後の構造決定の問題を間違えた…」と落ち込んで
帰って来た生徒がいました。
その生徒は、金沢医科大学の1次試験には不合格で、
他のいくつかの医学部の1次試験には合格したものの、
結局、医学部に進学することは叶いませんでした。
わずか数点で結果が引っくり返る医学部入試の世界です。
しかも、金沢医科大学は1次合格最低点ギリギリでも
正規合格になったりと、2次試験で逆転がある
私立医学部の1つです。
もしあの時、構造決定の問題がいつものように解けて
いたら…と今も考えてしまいます。本人は新しい世界で
生き生きと頑張っているので、そんなことはもう忘れて
しまっているかもしれませんが、今も私には鮮明に
残っている記憶の1つです。
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