医学部入試

今日は兵庫医科大学医学部の1次試験です(2018-01-24)

こんにちは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。

今日は兵庫医科大学の1次試験、杏林大学の2次試験、
国際医療福祉大学の2次試験が各地で行われています。
兵庫医科大学は志願者数を公表していませんが、
福岡会場は205名だったそうです。これは、昨年の
262名から2割ほど減少しています。兵庫医科大学は
志願者数を公表していませんが、おそらく全国4会場を
合わせた志願者数も昨年より減少しているのではないか
と思います。

今年はほとんどの私立医学部で志願者数が減少していますが、
昨日の愛知医科大学の福岡会場は90名弱の志願者では
ないかとのことです。受験した福岡校の生徒の話によると、
昨年は複数の教室で試験が行われていましたが、今年は
1教室だったそうです。昨年の愛知医科大学の福岡会場は
約200名ぐらいだと思われますので、今年の志願者数は
半分以下ということになります。

愛知医科大学の今年の全体志願者数は1,976名と、昨年の
2,133名より約7%減で、減ってはいるものの、そこまで
大きな志願者減とはなっていません。福岡会場の受験人数
が大幅に減ったのは、福岡校の分析によると、今年の愛知
医科大学の2次試験日が、2月1日または2月2日から選択と、
地元・久留米大学および福岡大学の1次試験日とバッティ
ングしているからではないかとのことです。

福岡の生徒達にとって、地元の久留米大学および福岡大学は
どの大学と入試日程が重なっていても、絶対に受験したい
医学部です。今年、愛知医科大学の入試日程が大きく動いた
わけではないのに、福岡会場の志願者数が急激に減ったのは、
地元2校の1次試験と2次試験の日程が重複したのが原因では
ないかという福岡校の分析でした。

さて、今日1次試験の兵庫医科大学は、ここ3年間の
最低点が56.3%→61.3%→67.5%と徐々に上昇して
います。とはいえ、これは正規合格者の最低点ですから、
繰り上げ合格者の最低点はもっと低いことになります。

兵庫医科大学はこれまで1次補欠と2次補欠に分けて
補欠候補者を発表していましたが、昨年は初めて補欠
候補者に繰り上げ順位を付けました。最終的に順位が
付いた補欠候補者を越えて繰り上げ合格が出ましたので、
昨年の繰り上げ合格者は150名以上だったと思います。
大学から公表されているデータの繰り上げ合格者が
86名となっているのは、繰り上げの連絡をした時に
入学の意思を示した補欠者だけをカウントしています。

年々、合格最低点が上昇しているのは、新しい医学部長
に代わられてからです。問題の難易度が少しずつ下がって
いるのは、受験生にとって「解きやすい」入試問題に
することが、「受けやすい」イメージに映ると考えての
大学の戦略ではないかと思います。

まだ、今日の1次試験は終わっていないので、どんな
問題が出題されたかはわからないのですが、大学の
入試ご担当者は「問題の難易度が、過去に後戻りする
ことはない」とおっしゃっていました。

兵庫医科大学の1次合格発表は2月1日(木)で、
2次試験は2月3日(土)または2月4日(日)より
1日を選択します。

また、今日の杏林大学医学部一般入試の2次試験では
「触らぬ神に祟りなし」について述べよという
小論文が出題されたそうです。このところの
大相撲の暴行・引退問題や、医療ミスなどを
連想させる諺が出題されました。
以前、杏林大学は「うそも方便」という諺を
小論文で出題したこともあり、ここ数年1つの
パターンとして定着したようです。

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