学院長の田尻です。
今日は、2週間振りにメルリックスに来ました。
久し振りのメルリックスには、1次試験合格者のための
各医学部の2次試験の資料が、きちんと用意されていました。
私がメルリックスに着いた時には、2人の生徒がそれぞれの合格校の
2次試験の資料を使って面接の練習をしていました。
私の担当する生徒も順調に結果が出ている生徒も
いれば、思ったような結果が出ていない生徒もいます。今日は、
1次試験の結果が思わしくない生徒との面談に
時間を使いました。第三者的には
「私立医学部入試は、こんなもの。でも終わってみれば、
合格すべき人はちゃんと合格している」と思っていても、
医学部受験生本人は、なかなかそう思うことは
難しいと思います。医学部受験生の親御さんも
ここまでのところで調子が出ていないと心配で
しょうがないと思います。そして「こんなんで大丈夫?」
とか「何やってるんだ」と言いたくなるかも
しれません。一番、精神的にダメージを受けているのは
医学部受験生本人ですから、あまり上から目線で
強い言い方をしない方がいいと思います。
トータルアドバイザーの鈴村は、いろいろなセミナー等に出て
生徒達のメンタルを支えるための勉強をしています。そして毎年、入試
期間中、いろいろな生徒と話をして生徒の後押しをしています。
具体的に一人ひとりの生徒とどの様な話をしているかは、
もちろん教えてくれませんが、まずは生徒の話を落ち着いて
聞くことから始めているようです。「今、何を思っているのか。何が不安なのか。
実際に試験会場ではどうなのか」こういったことを、
どうやらじっくり話してもらっているようです。話すことで
生徒も自分の心の中が整理されるようです。
「頑張れ」とか「最後まで諦めるな」といったことは
具体的に言わなくても生徒には十分伝わっているようで、それほど
言っていないのではないかと勝手に思っています。
医学部受験生の親御さんも、いきなり強い言葉で
激励するより医学部受験生本人の話を聞くことから
始めるといいと思います。
<鈴村より追記>
そうですね。相手の今、置かれている状況と考えていることを
知るのはカウンセリングの基本なので、まずはそこから始めて
います。その生徒をよく知っていればいるほど「こういう性格
の生徒だからこうに違いない」と決めつけがちになるのですが、
そういう先入観を省くためにも、まずは相手の話を最初から
最後まで聞きます。話を聞くだけでも、充分に相手の心は落ち
着きますし、さらに相手の置かれている状況や感情を共有する
ことで、今、本人が必要としているアドバイスや言葉も見えて
くるものです。
それから、案外見落とされがちなのですが、相手に心を開いて
もらおうと思ったら、まずは自分から心を開かなければ、相手
は絶対に心を開いてくれません。自分自身がオープンマインド
で、何があっても、何を話されても大丈夫ですよ、という気持ち
を態度に表すことで、相手が自分の本音を話してくれるのだろう
と思っています。
ただ、無理に本音を聞き出そうとはしていませんし、相手が
表面的な話しかしてくれなくても、それはそれでいいと思って
います。最も大切なのは「相手が今、何を必要としているか」
であって、「自分がどんな話を聞きたいか」ではありません。
良い意味で、相手に全く期待せず、相手が出してきたものを
そのまま受け止めることで、その人の自信回復に繋がればと
思っています。
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