こんばんは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。
明日は聖マリアンナ医科大学の1次試験が行われます。
聖マリアンナ医科大学は、(1)私立医学部の中では
学費がそれほど高くない、(2)偏差値がそれほど
高くない、(3)都心からそれほど離れていない場所
にある、という3つの要素から、特に首都圏の
医学部受験生に人気の高い大学です。
今年の志願者数は3,424名と、昨年の3,527名を
下回ったものの、3,500名近い志願者は、複数の
試験日がある帝京大学や東海大学を除けば、私立
医学部の中では5本の指に入ります。
さて、その聖マリアンナ医科大学ですが「問題に
癖があってやりにくい」という声をよく耳にします。
確かに、多くの私立医学部が、短い時間で手早く
正確に解かせるタイプの問題を出題してくるのに
比べると、英語と数学は各90分、理科2科目で
150分と、比較的長い時間で記述や計算が含まれる
問題が多く、一見、見慣れないような問題も
含まれています。
志願者の増加に伴って、合格最低点も上昇しており、
2017年度236.0点(59.0%)、2016年度224点
(56.0%)、2015年度240点(60.0%)、2014年度
220.5点(55.1%)と、志願者が3,500名前後と
なってからは、1次合格最低点が軒並み5割台後半
から7割近くとなっています。
また、合格最低点が上昇している理由の一つに、
問題の出題傾向が変わりつつあることが挙げられます。
特に、2年前に医学部長が替わられてからは、入試問題
の出題方針に変化が見られます。
特に顕著なのは英語で、昨年の一般入試では長文読解
と会話文、誤り指摘に文法・語法問題と、これまでの
出題傾向を踏襲しつつも、随所に変化の跡が見られ、
それは昨年11月に行われた推薦入試でさらに顕著に
なりました。
これまで会話文の穴埋めや文法・語法の選択問題、
長文では部分和訳や内容説明などが推薦入試では
出題されていましたが、昨年の試験では、生命科学
や自然科学系の長文に対して、内容正誤や内容知識
を選択式で問われました。受験した生徒達は、
明らかに「傾向が変わった!」と感じたようです。
明日の英語もこれまでと傾向が変わるのかどうか、
注目したいところですが、難易度が大きく動くわけ
ではないので、落ち着いて解いてほしいと思います。
また、数学と理科は、試験時間が長いとはいえ、
どの問題から解くかは非常に重要なので、捨て問を
作るかどうかも含めて、戦略を立てた方がいいでしょう。
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