学院長の田尻です。
昨日の帝京大学医学部、今日の愛知医科大学
医学部の1次試験合格発表を含め、今日までに
私立医学部11校の1次試験の合格発表が
ありました。このうち、杏林大学医学部は2次試験の
合格発表も終えています。ここまで1次試験の
合格発表があった11校全てを受験した医学部
受験生は日程的にいませんが、3～4校を
受験した医学部受験生は多いと思われます。これまでの
1次試験の結果が自分で「まずまず」と思える
受験生はいいとしても「全く調子が出ない」「こんなはずじゃ…」
と思っている受験生は、気持ちを落さないで下さい。

私に言わせれば「これが私立医学部入試」です。
私が担当した生徒で、これまで受験した私立医学部入試全てに
合格した生徒は、たった一人だけです。東京慈恵会医科大学医学部に
進学した生徒達も「慈恵に受かるのに、どうして
あそこがダメなの？」ということは当り前にあります。昨年の
生徒で日本大学医学部に進学した生徒は、日本大学
医学部の1次試験に合格するまで、どこの医学部の
1次試験にも合格していませんでした。けっして医学部の中でも
難しいと言われる大学ばかりを受験していたわけでは
ありません。どちらかと言うと医学部の中ではボーダーラインが低い
合格の可能性の高い医学部中心に受験していました。
少し前になりますが前半、調子が出ず獨協医科大学医学部で
初めて1次試験に合格した生徒は東京医科大学に進学しました。

鈴村TAが担当した生徒も同じ様な状況から東京医科大学に進学しました。
何度も言いますが、これが私立医学部入試です。2,000人～
3,000人程が受験する私立医学部入試では、1点で大きく
順位が変動します。高校の定期試験ではクラス内の順位が毎回、
変わったと思います。たかだか40人規模でも試験のたびに順位が変わります。
2,000人ならその50倍、3,000人なら75倍です。
私立医学部入試は、ちょっとしたことで順位が大きく動きます。

今までは、ちょっとしたことで合格ラインに
届いていなかっただけだと思います。この後のどこかの私立医学部
入試では、きっと合格ラインの上に来ると思います。自分の
実力を出し切ることだけを考えて次の医学部入試に立ち
向って下さい。

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