こんばんは。
メルリックス学院トータルアドバイザーの鈴村です。
本日15時、北里大学医学部2次試験の合格発表が
ありました。北里大学は昨年から掲示発表をやめて
Webでの合否照会のみとなったので、何名の方が
正規合格になったのかはわかりません。
ただし、入試結果の概略については後日、こちらに
アップされますので、正規合格者が何名だったかは
わかると思います。
こちらを見ると、今年の北里大学医学部の志願者が
2,644名と昨年より46名減であることがわかります。
メルリックスとしては、今年の北里大学医学部に
1次合格・正規合格した生徒の顔ぶれを見て、
昨年の1次合格486名、正規合格130名とそれほど
変わらないのではないかと考えています。極端に
易化・難化したとは思えないので、おそらく昨年
の数字から動いても±20名ぐらいと考えています。
さて、今年から北里大学医学部では、補欠者が
A・B・Cと3つの区分に分けられました。
Webの合否照会では例えば、次のように表示され
ます。
=====================================
補欠者(区分C)となっています。
補欠者は合格者ではありません。
繰り上げ合格者となった場合は本人宛通知します。
なお、補欠者は上位からABCに区分しており、入学予定者に欠員が生じた場合は区分Aの上位者から順に繰り上げます。
=====================================
問題は、A・B・Cの補欠がそれぞれ何名ぐらい
いるのかということです。補欠になった生徒から
も聞かれましたが、あくまで現時点では「わかり
ません」としか言いようがありません。
ただ、区分Aを他の私立医学部でいうところの
「1次補欠」と考えると、おそらく北里大学と
しては、区分Aの補欠者は繰り上げ合格になる
可能性が高いと考えているでしょう。
なぜなら、補欠に順位を付けたり、1次と2次に
分けたりするのは、入学辞退の歩留り率を上げる
ためという目的があるからです。つまり、補欠順位
が早い人や、1次補欠の人達に「おそらく繰り上げ
が回りますから待っていてくださいね」と意味を
込めて、大学側は発表しています。
東京医科大学の1次補欠、愛知医科大学の1次補欠
などのように、全員に繰り上げ合格が回らない1次
補欠もありますが、それでもこの2校で1次補欠に
入れば、医学部受験生はかなり期待して待ちます。
愛知医科大学は1次補欠に順位も付いていますので、
さらに目安があります。
また昨年、北里大学医学部は繰り上げ合格がなか
なか回らず、結果として神奈川にある他の2校の
医学部、聖マリアンナ医科大学、東海大学の繰り
上げ合格も減少するという連鎖反応を引き起こし
ました。
2017.09.15.北里大学医学部、聖マリアンナ医科大学、東海大学医学部の補欠繰り上げ合格
例年であれば、北里大学医学部は正規合格者の
手続き締切後すぐに第1回の繰り上げ合格、
第1回の繰り上げ合格者の手続き締切後に第2回
の繰り上げ合格と、2月中に複数回の繰り上げが
あるのが通例です。
その後も、3月末まで少しずつ繰り上げ合格が
出るのが例年のパターンだったので、大学にも
かなり問い合わせがあったのではないかと推測
します。
そのため、北里大学医学部としても、これまでは
ただ一斉に「補欠」として発表していた補欠者を
A・B・Cの3区分に分けることによって、待って
いる受験生にとって少しでも目安になればと思った
のではないでしょうか。
ちなみに昨年の補欠者は219名、繰り上げ合格者は
51名、一昨年の補欠者は213名、繰り上げ合格者
は89名でした。
【追記】
その後、正規合格者は昨年より1名減の129名と
判明しました。
2018.02.08.北里大学医学部の正規合格者数が判明しました
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