医学部入試

昭和大学医学部と関西医科大学、どちらを受ける?(2018-02-14)

学院長の田尻です。
私立医学部の後期・Ⅱ期入試の1次試験で
昭和大学医学部と関西医科大学医学部の
1次試験日が重なります。
関東の受験生なら昭和大学、関西の受験生なら
関西医科大学に出願する方が多いと思いますが、
どちらに出願するか迷っている医学部受験生もいるでしょう。

どちらの医学部に出願するのかを考える際の
考え方についてお伝えします。

医学部受験生が、まず気にするのは募集定員でしょう。
昭和大学医学部II期入試の募集定員は20名、
関西医科大学医学部後期入試の募集人員は7名です。
ここだけを見れば、昭和大学医学部を受けたくなるかもしれません。

しかし本当に大切なのは繰り上げ合格を含めた総合格者数です。
昨年の昭和大学医学部II期の総合格者は38名、
関西医科大学後期では正規合格者が7名で補欠が20名でした。
補欠のうち何名が繰り上げ合格になったかは公表されていませんが、
後期入試からの入学者は募集人員を下回る3名だったことを考えれば
補欠者から繰り上げ合格があった可能性はあります。
もっとはっきりした例で言えば、一昨年の関西医科大学医学部後期は
正規合格者8名で、入学者11名でした。
少なくとも3名は繰り上げ合格したことになります。

もちろんこれだけでは無く、配点も見る必要がありますが、
これはどちらの医学部も同じ配点です。
では、入試問題そのものは、どうでしょう?
昭和大学医学部の問題は英語、数学、化学は医学部入試としては
標準的な難易度と考えていいでしょう。
物理、生物は手ごわい問題が出題されます。
関西医科大学の入試問題は、どの科目も難しめの問題となります。
その分、英語と数学は昭和大学より試験時間が長く設定されています。
自分は、標準的な問題がいいのか、難しめの問題を時間をかけて
解くほうがいいのかも考える必要があります。

どちらの大学も私立医学部の中でも「難しい」大学です。
受験を考える際には、様々な点から「自分にとって、どうなのか」
を考えてください。
なお、渋谷本校では昭和大学医学部II期対策講座、
大阪校では関西医科大学後期対策講座を行いますので、
よろしければご利用ください。

ところで、この話は昨日お伝えする予定でいましたが
福岡大学医学部面接対策の準備や実際の講座に時間を取られ、
飛行機の時間もギリギリになり昨日はお伝え出来ません
でした。大変申し訳ありませんでした。

明日は日本大学医学部そして東京慈恵会医科大学の
面接対策を行いますので今日は、その準備です。

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