学院長の田尻です。

医学部編入学試験に合格した生徒についての、
昨日の鈴村TAのブログに、生徒自身からの話として
「勉強のスイッチが入った」ということが
書かれていました。私もこの生徒とは、これまで
何度も医学部編入学試験に向けて、模擬面接を
行ってきましたが、私が知っている、この生徒は
「勉強のスイッチが入ったまま」の生徒でした。
医学部進学を決意してからメルリックスに
来てくれましたから、既にスイッチは入った状態で
スイッチが切れることはありませんでした。

今年、医学部を受験して悔しい思いをした受験生の
皆さんは、もう1年頑張ることが決まったら、
「来年こそは」と思うでしょう。その時には
スイッチが入っているに違いありません。
しかし、スイッチを入れ続けることは
簡単では、ありません。

まだ、医学部後期入試に向かって頑張っている
受験生の皆さんも多いと思いますが、今年の
入試を終えた受験生もいることでしょう。
入試が終わっていったんOFFになったスイッチを
どうやってONにするかを考えてください。

入試が終われば、少し休みたい気持ちもあるでしょう。
少し休むことはいいのですが、ズルズルと
休んでしまっては、身に着いたことが抜けてしまい、
かなり後戻りしてしまうことになります。

私は、メルリックスに入学を決めてくれた生徒には、
「まず、少しでいいから始めよう」とお願いしています。
今、やってもらいたい教材の用意がありますので、
それでもいいし、生徒が自分でやりたいものでも
いいのですが、「とにかく少しずつでいいから、
始めよう」と話しています。勉強は、始めるのが
大変なのです。「やらなければ」と思っていても、
簡単には、体が動かないものです。しかし、少しでも
勉強を始めてしまえば、勉強量を増やして行くのは
それほど難しくありません。

「他人から言われた方が、勉強を始めやすい」と
いうこともあるかもしれません。ただ、ここで言う
「他人」が誰でもいいわけでも無いようです。
「母親は、うるさいだけ」と思っていても
私たちが、じっくり話を聞いて「さあ、頑張ろう」と
いう声をかけると素直に聞いてくれるようです。

勉強のスイッチが入るためには、勉強のスイッチを
入れる手助けも必要だと思います。

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