こんにちは。
トータルアドバイザーの鈴村です。
本当は私が担任していた生徒に、獨協医科大学医学部
の繰り上げ合格が回ってきた話をしたいのですが、大
学に貼ってある(はずの)掲示画像がまだ届かないので、
いつか書こうと思いながら書けなかった「面接」に関
する話をお伝えしたいと思います。
私立医学部のII期・後期入試は、これから1次試験の
合格発表ですから、面接試験を受ける方々の参考に
なれば幸いです。
先月、東邦大学医学部の2次試験対策にお見えになっ
た方から「正規合格しました!」というご連絡をいた
だきました。
この方は以前、別の医学部の2次試験前日にも電話で
お問い合わせをいただいたことがあり、いつも通って
いらっしゃる予備校で受けた面接指導について、ご質
問を受けました。
その面接指導を担当された講師が、非常に自信のある
タイプで、他人が話すことに論理的な整合性を求める
方だというのは、ご質問を聞いてすぐにわかりました。
なので、受験生にも自分のように話すことを求め、
理路整然と打てば響くように答を返しなさいと、指導
されているようでした。
確かに、医学部の個人面接において、理路整然と的確
に答を返す受験生は、面接官から高い評価を受ける場
合が多いでしょう。
(若干、生意気だと取られるリスクはありますが)
ただし、医学部の面接指導をしていると、当たり前の
ことですが、そういった受験生ばかりではありません。
口が重い子もいれば、ゆったり喋る子もいます。
また、面接官はその医学部の教員でもありますから、
ある一定のタイプだけに入学してほしいというよりは、
様々なタイプの受験生に入学してもらい、そこで人間
関係を築いていくことが、医学部の学生生活にとって
何より必要だということも、実感としてお持ちでしょう。
よって、その受験生の方に関しても、無理をして、理路
整然と端的に答を返す必要はなく、それよりもっと自分
の持ち味をどうアピールするかということを、戦略的に
考える必要がありました。
その方は、どちらかと言うと思慮深く言葉を選びながら、
自分が心の底から納得している内容を話すことによって、
相手に聡明な印象を与えるタイプの受験生でした。
ただ、おそらくはその方のお父さまも、面接講師のよう
な理路整然と端的な話し方をするタイプであり、面接講
師の指導を真面目に聞くと、お父さまの話し方の癖が出
てしまい、それが本人の本来持っている資質とはズレて
いるので、そこだけ浮き上がって見えてしまうという課
題をお持ちでした。
東邦大学医学部の2次試験対策にお見えになった際は、
その点もしっかりと指摘させていただき、自分本来の
話し方を取り戻すようにアドバイスしました。
特に、東邦大学は個人面接がMMIなので、模範解答と
されるような内容を無理に答えてしまったら、その後
面接官の突っ込みに答えられないことは自明です。
面接指導というと「医師志望理由」や「本学志望理由」
を何と答えればいいかといった、いわゆる定型の質問
にどう答えるかという面ばかりクローズアップされて
いますが、本来はその受験生お一人おひとりに合った
話し方や答え方を、短い時間でアドバイスするものです。
さらに、面接試験においては言語だけでなく、非言語
の情報も面接官に伝わりますので、その方の答(言語)と
全体から受ける印象(非言語)を、どう上手く面接官に
アピールしていくかといった、総合的なアドバイスも
必要になります。
きれいごとではなく、どんな生徒も人間的に優れた
資質を持っています。その部分をどう面接官にアピー
ルすればいいかをアドバイスするのが、面接指導だと
思っています。
その面接指導の時に私が使っているのが、学んでいる
心理学で使うメソッドです。
自分の喋り方や考え方に、どういう癖や傾向があるの
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